検索窓
今日:11 hit、昨日:3 hit、合計:68,251 hit

69/巨大犬発見伝 ページ19

.


Aは土方の案から、銀時達が向かったであろう場所に赴いた。そこは、かぶき町にある、某広場。

そこには、寝転がっている銀時と新八、そして例の巨大犬が眠っていた。土方は寝転んでいる銀時を見下ろす。


「オウ、ここにいたか」

「ん? あァ、おめェ等か。何だ、仕事もせずに真っ昼間から。遊び仲間でもお探しですか?」

「テメーを遊びに誘うか。喧嘩ならまだしもな」

「こないだ売られた喧嘩、菓子おりつけて返してやったぜ?」

「上等だ! じゃあ今度はフルーツセットつけて返してやる!!」


銀時は起き上がり、土方は刀を抜く。すると新八も起き上がり、土方から離れるが、その先には巨大犬がいて、新八の頭に噛み付いた。

その犬を見て、Aは銀時に声をかけた。


「時に銀髪の侍さん」

「銀さんでいいよ」

「それじゃあ銀さん、その犬は銀さんの犬ですか?」

「別に俺の犬ってわけじゃねーよ。何だ突然」

「話進めてんじゃねー!!」

「幕府の上の繋がりで、その手の動物を欲しがっているお方がいまして。その犬、真選組に引き取らせてください」

「ヤダね。お前さん個人ならともかく、真選組(おめェ等)なんかにやらねーよ。俺が真選組の言いなりにならねェ事を忘れんな」

「つーか俺の存在忘れてんだろ!!」

「ワン」


土方の横からの言葉に、犬の鳴き声が重なった。


「? どうしたの、定春」


巨大犬・定春は、のっそりとA達に向かって来た。銀時は今までの経緯から、土方は銀時達の有様を見てから、その場から退く。


「おいお嬢ちゃん?!」

「Aです」

「あァ、そうなの…じゃなくて、早くそこから離れろ!」


銀時からの忠告。

しかし、それは杞憂に終わった。


「あなた、定春って言うの?」

「ワン」


定春は噛まず襲わず、むしろAに自ら擦り寄り、尻尾を振った。


「アレは…懐いてるんですかねェ?」

「何でェ?」


銀時と新八は、脱力した。

70/動物探しから面影探し→←68/前方にはご注意を



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (80 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
352人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 成り代わり
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

真代 - 面白かったです!これからの展開楽しみにしてます。連載頑張ってください! (2023年1月14日 0時) (レス) @page37 id: edcb4d77ca (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお - すごく面白いです! 更新頑張ってください! (2019年8月24日 22時) (レス) id: 03c8d67e55 (このIDを非表示/違反報告)
零夜シイ(プロフ) - ナシさん» ありがとうございます!(何度も言いますが)飽きっぽいですが頑張れるだけ頑張ります!なので、これからもよろしくお願いします! (2019年3月21日 20時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)
ナシ(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも応援してますので、更新頑張ってください!! (2019年3月21日 20時) (レス) id: e3d5fe9d17 (このIDを非表示/違反報告)
零夜シイ(プロフ) - ハニーさん» ありがとうございます!これからもどんどん書いていきたいと思いますが……出来るかなァ… (2019年3月17日 17時) (レス) id: 4f3e692970 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天閑 | 作成日時:2019年3月15日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。