【銀魂】四葉の魂 ｰ 2

67/語尾で誤魔化そう ページ17

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「しかし土方さん。何で私達が動物探しなんかしなきゃならないんですか？」


かぶき町を歩きながらAは、隣を歩く土方に聞く。今回A達に課せられた任務は献上品(動物)探しだった。


「俺にもよくわからん。ただ、今度来日した、どこぞのお偉いの顔色うかがいだとは聞いたがな」

「そんな知らない方の顔色うかがうためなら、適当なモノを見繕っていけば、格好なんてつきますよ」

「だからよ、その適当なモノってのが…」


そこで土方は、己の首に首輪がかけられている事に気づいた。犯人は、首輪をつなぐ鎖を持っているA。


「テメッ、何やってんだA！」

「どこぞのお偉いへの献上品です」

「ふざけんな！ いっぺん死ぬかコラァ!!」

「語尾は『ワン』にして下さい」

「するか！」


土方は首輪を破壊する。

その時、ふと近くにあった電柱に目を向ける。そこには、絵と何か文字が載った貼り紙。


「ん？ こりゃあ」


その絵とは、犬の絵だった。

そして、絵と共に書かれていたのは──


『飼い主 募集中！
　白くて可愛い子犬です

　連絡は「万事屋」まで』

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