【銀魂】ドSの愛情表現

真選組の日常【朝ご飯】 ページ4

『痛いし、疲れた……。』



拳骨を受けてじんじんと痛む頭も、正座で痺れた足も、とにかく朝から疲れた。



朝ご飯抜きにされるところを局長が説得してくれて何とか免れた。



あぁ、何て優しいゴリラさんなんでしょう。



「いや、Aちゃん？今ゴリラって思ったよね！？聞こえなかったけど心の声が聞こえた気がしたんだけど！！」



そう半泣きの状態で詰め寄られ、確かに助けてもらってゴリラさんは失礼だったと反省。



『局長ごめんなさい。ゴリラ様、ですよね！』



「いや、そういう問題ィィ！？ さん、から様に変えてもダメだからッ！！」



……何がダメなのかな？



敬い方が足りないのかしら？



でも、様以外で最上級の敬意を込めた呼び方を私は知らない。



ゴリラ殿？ゴリラ伯爵？？あ、Mr.ゴリラとか？？？



そんなくだらないことを考えながらやって来たのは食堂。



『あー、お腹空いたァァァ。おばちゃん、おはようございます！』



朝から騒いで、怒られて大変だったから、いつも以上にお腹が空いた。



焼き魚のいい匂いに思わず笑がこぼれ、ご飯とお味噌汁と卵焼きも一緒にとって空いてる席を探す。



でも、出遅れたせいか、あろうことか先ほどこれでもかというくらい怒られた副長と恨めしい沖田さんがいる席しか空いてない。



…………最悪ッ！！！

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