真選組の日常【仕事】 ページ20
そこには銀時の予想とは違い、寂しそうな顔があった。
予想外のその反応に言葉を詰まらせていたら、次の瞬間にはいつもの憎たらしい顔に戻っていて
「旦那も趣味が悪いですねィ。あんな貧乳雌豚のどこがいいんですかィ?」
そう呆れたように言いながらも、「でも……」と続ける少年の言葉に耳を傾ける銀時。
「でも……あいつは俺のペットなんで次変なことしたら、いくら旦那でも容赦しやせん。」
そう低く鋭い声で睨みつければ、じゃ、と今度は爽やかな笑顔を浮かべ屯所に入っていく。
呆気に取られていると、「あぁ、そうだ。」と振り返る栗毛。
「やっぱり腹立つんでプレゼントあげまさァ。」
そうニヤリと笑えばポイッと丸い物を投げられる。
反射的にそれをキャッチすれば、【00:05】という表示とカチッカチッという機械音。
それが時限爆弾だと気づいたときにはもう遅い。
「ギャァァァァァ!!!」
という叫び声とともに上がる爆発音と煙。
その様子を満足そうに見届けると今度は本当に屯所に消えていくドS王子。
銀時の亡骸だけが寒空の下残された。
「勝手に殺すんじゃねェェェ!! 」
……まぁ、彼のその後はまた別のお話。
266人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あたる(プロフ) - 年上彼女と年下彼氏のパスワード教えてください!! (2019年1月7日 0時) (レス) id: e00f4e643b (このIDを非表示/違反報告)
紗月(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!ドS沖田に出来るよう頑張ります(*^ω^*) (2017年12月26日 20時) (レス) id: 64a807a937 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 沖田さんのドSぶりには感動しました(笑)一気読みです。話の展開を楽しみにしてます!更新頑張って下さい! (2017年12月23日 22時) (レス) id: 01d5cac8e5 (このIDを非表示/違反報告)
紗月(プロフ) - 八雲さん» 返信遅くなり申し訳ありません!嬉しいお言葉ありがとうございます(*^ω^*)これからも、よろしくお願いします! (2017年12月21日 7時) (レス) id: 64a807a937 (このIDを非表示/違反報告)
八雲(プロフ) - 面白かったです!こういう感じの沖田君好きなので無理せず頑張って下さい!! (2017年12月19日 21時) (レス) id: 156f742ab7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紗月 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/satuki_0101
作成日時:2016年12月17日 6時