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キスはレモンの味(傭兵)※ ページ5

「ん、ちょ、な…ナワーブ…?」

「るっせぇ黙ってろ…今はお前が足りないんだ」

今から数分前、私は彼氏であるナワーブの部屋に呼ばれた。どうやら私不足という理由でひたすら口付けをされているのだ。ある時は深く、時々唇の感触を楽しむように浅いのを数回、そして舌を入れるか入れないかの感覚を楽しんでいるようなキスを続けてくる。

部屋に響くリップ音に耳を塞いでいると「逃げんな」と囁きながら私の肩をぐいっと抱き寄せナワーブ側に寄るようにしてくるのだ。

「やっぱりAとのキスが最高だな、なんだか甘酸っぱい味がする気がする」

「…それどういう事…?他の人ともしたの?」

「してねぇよ馬鹿だな。あ、あとリッパーの奴なんて言ってたかな……あ、あぁ、キスはレモンの味ってやつか?お前とのキスはそんな感じがする」

そう言いながら彼は休憩なと言いながら水を渡してきた。私は水を少し飲むとナワーブは何かを口に入れていた、ずるいな自分だけ。

「ナワーブ、同じのちょうだい。今なんか食べたでしょ」

「そう慌てるなって…お前にも同じ味を共有してやるからな」

にやりと笑いながら彼は再び口付けをしてきた、しかも今回は深すぎるやつだ。そんな彼との口付けにボーッとしていると舌で何かと一緒に口内で絡ませてきた。私がびっくりしていると彼は口を離し「舐めてろ」と囁いてきた。

「…な、なにこれ甘酸っぱい……?」

「リッパーから貰ったレモンキャンディだ…これでキスはレモンの味、だな」

にやりと笑う彼の顔はなんだか男らしくて私は真っ赤になった顔で彼から口移しされたレモンキャンディを口の中で転がし続けた。

貴女だけの紳士なので(リッパー)→←好きになってしまったんだ(納棺師)



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設定タグ:第五人格 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Mase(プロフ) - みこさん» レスが遅れてすみません、ホセさんのお話はいつもより感情移入しながら書いたので喜んでくださって嬉しいです! (2021年3月28日 23時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - あぁ。ホセ、これからも幸せに生きて!!! ホセの話めちゃめちゃ好きです!! (2020年9月25日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» あまりウィルを書いたことがなかったので楽しかったです、リクエストありがとうございました! (2020年9月12日 0時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - …ウッ!ウィリアムがかわいい。すき。ありがとうございます!!! (2020年9月6日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» リクエストありがとうございます、遅くなるかもしれませんが書かせて頂きますね! (2020年8月30日 16時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浅縹 | 作成日時:2020年4月18日 1時

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