退魔師と配達人 ページ25
あれから仮面紳士さんは私のために知り合いに頼み込んで住む場所を提供してもらったりした。エクソシスト、と名乗る彼は心底嫌そうにしていたが仮面紳士さんのしつこい頼みに根負けして渋々承諾してくれた。
彼の家に住み込ませて貰うこと3日目、極度に人との接触と面倒な家事を嫌うことがわかった。だから私がいる間は全ての家事を担当することになっている。
「エクソシストさん、全ての掃除が終わりましたよ」
「お疲れ様です…そこに座って、今お茶を淹れますから」
そう言いながら彼はキッチンで茶葉を取り出し手際よく用意して持ってきてくれた。ガラスのティーカップには青いお茶が8分目まで注がれていた。
「バタフライピーっていうお茶です、お茶請けはビターチョコレートでいいですよね。もちろん異論は受け付けませんよ」
お茶を飲みながら私たちがつかの間の休息を楽しんでいると玄関先からノックと犬の鳴き声が聞こえてきた。
「あぁ…彼か、僕が出ます。貴方はそこにいて」
玄関先にいそいそと向かう彼を観察してみると扉の先には配達員らしい素朴な人がいた。金髪で赤い服を着た男の人だ、口は縫われているのか閉じている。
なにか不味いものを見てしまったのだろうか、扉先の彼と目が合ってしまった。すると私の目線に気づいたのか目を細めてこちらに手を振ってきたのだ。足元にいた犬もわんっと鳴いていた。
「…盗み見とはいい度胸だ、ですが丁度いい。彼から貴方宛にと手紙が来てましたよ」
話を聞くと彼は配達員らしくどうやら私宛に手紙を送ってきたとか。
「にしてもここまで貴方の噂が広がるとは…街外れの伯爵の屋敷からの招待状です、ぜひ貴方に来て欲しいと」
「えっ」
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Mase(プロフ) - みこさん» レスが遅れてすみません、ホセさんのお話はいつもより感情移入しながら書いたので喜んでくださって嬉しいです！ (2021年3月28日 23時) (
レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - あぁ。ホセ、これからも幸せに生きて！！！ ホセの話めちゃめちゃ好きです！！ (2020年9月25日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» あまりウィルを書いたことがなかったので楽しかったです、リクエストありがとうございました！ (2020年9月12日 0時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - …ウッ！ウィリアムがかわいい。すき。ありがとうございます！！！ (2020年9月6日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» リクエストありがとうございます、遅くなるかもしれませんが書かせて頂きますね！ (2020年8月30日 16時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅縹 | 作成日時：2020年4月18日 1時
