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ハロウィン街へようこそ ページ24

不思議な黒猫を追いかけて飼い主である首長シスターさんに黒猫を届けた帰り道だった、どうやら私は不思議な街に迷い込んだらしい。

街には至る所にジャック・オー・ランタンが飾られてて空も不気味な紫色で街ゆく人は皆仮装をしているように見える。そこで私は初めてここが普通の世界ではないと察した。どうやって帰ったらいいんだと焦っているとふらっと現れた仮面を被り薔薇の杖を持った男性が声をかけてきた。

「やぁやぁお嬢さん、もしや旅の人かい?それともこの世界に迷い込んだのかな?」

ひらひらと手を振りながら近寄る彼を信頼していいのだろうか、いやしかし私に話しかけて来たのだから少しくらい信頼してもいいかもしれない。
私は彼に事情を話すと彼は私を近くのカフェに案内してそこで詳しく話そうと提案した。

「ふぅむ…帰り道に偶然迷い込んでしまったとは、これまた驚いたね。私は色んな迷い人を見たがお嬢さんの様な迷い方は初めて聞いたよ」

それから仮面紳士、と名乗った彼はこの街について話してくれた。毎日がハロウィンで溢れていて、人々は夜外出する時は魔物に連れ去られるから仮装をして魔物の振りをしないといけない事。
そして私は暫く帰れないこと、帰ることが出来るとしたら10月31日しかないという事。その日を逃すと私はまた1年この街に滞在するしかないのだと言う。

「とにかく10月31日までは私が知り合いに話してそこに住ませてもらうようには頼もう、少しだけクセの強い奴だがきっと大丈夫だろう…ところでお嬢さん、お名前は?」

「あ…Aです」

「A…いい名前だな。では改めて…ハロウィン街へようこそ、私は君を歓迎しよう」

退魔師と配達人→←!ハロウィンシリーズについて!



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設定タグ:第五人格 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Mase(プロフ) - みこさん» レスが遅れてすみません、ホセさんのお話はいつもより感情移入しながら書いたので喜んでくださって嬉しいです! (2021年3月28日 23時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - あぁ。ホセ、これからも幸せに生きて!!! ホセの話めちゃめちゃ好きです!! (2020年9月25日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» あまりウィルを書いたことがなかったので楽しかったです、リクエストありがとうございました! (2020年9月12日 0時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - …ウッ!ウィリアムがかわいい。すき。ありがとうございます!!! (2020年9月6日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» リクエストありがとうございます、遅くなるかもしれませんが書かせて頂きますね! (2020年8月30日 16時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浅縹 | 作成日時:2020年4月18日 1時

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