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狙って、捉えて(白無常) ページ3

「こんにちはAさん、随分と探しましたよ?」

ゲーム中、私の元へ傘でワープしてきた彼は手を前で組み軽く頭を下げ敬礼の意を示してきた。どうやら今日はレクイエムの衣装で優鬼らしい。

「あぁ、今日は殴りませんよ。他のサバイバーと一緒に貴女を探していたんです。もし良ければジェットコースターに乗りませんか?」
―――

あれからどれくらい遊んだのだろうか、仲間たちと合流してジェットコースターやメリーゴーランドに乗ったり滑り台で遊んだり私も少しだけ童心に還った気持ちで遊んでいた。
そしてゲート前まで無常さんが仲間たちを送り、私も帰ろうかと思った所だった。

「Aさんはこちらへどうぞ、1度やってみたい事がありまして…」

「やってみたい事…!?うわっ、なんで抱き上げるんですか!?」

「2人きりになったし…折角ならデートをしようかなと思いまして、さぁ行きましょう!」

いつも以上に上機嫌な白無常さんに私は抱っこされて二階建ての建物へと入っていき階段を上がっていった。

「さぁ、着きましたよ。ではAさん、こちらに立って貰えますか?」

白無常さんに言われて私は彼の隣に立つと、彼は傘を開き私と同じぐらいの高さに屈んだ。少し目を瞑ってくださいね、と言われて目を瞑ると唇に暖かな何かと周りが少しだけ暗くなるのを感じた。
先程の暗さと唇に感じた暖かな何かが消えて目を開けると唇に私のリップが少しだけ付いた白無常さんが満足気に笑っていた。

「ひぇ……ま、まさか……き、ききき!?」

「ふふ…落ち着いてくださいねAさん。我々は貴女を逃がしませんので、その時がきたら妻として…」

そう言いながら彼は投降した。試合後、しばらく私はあのことを思い出す度に顔が赤くなってしまうのだった。

好きになってしまったんだ(納棺師)→←ハニーミルクティー(写真家)



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設定タグ:第五人格 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Mase(プロフ) - みこさん» レスが遅れてすみません、ホセさんのお話はいつもより感情移入しながら書いたので喜んでくださって嬉しいです! (2021年3月28日 23時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - あぁ。ホセ、これからも幸せに生きて!!! ホセの話めちゃめちゃ好きです!! (2020年9月25日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» あまりウィルを書いたことがなかったので楽しかったです、リクエストありがとうございました! (2020年9月12日 0時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - …ウッ!ウィリアムがかわいい。すき。ありがとうございます!!! (2020年9月6日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» リクエストありがとうございます、遅くなるかもしれませんが書かせて頂きますね! (2020年8月30日 16時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浅縹 | 作成日時:2020年4月18日 1時

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