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ハニーミルクティー(写真家) ページ2

「ジョゼフさん…ジョゼフさん?」

「ん、どうしたんだい?」

「私普通に座ってジョゼフさんと向かい合ってお茶をしたいのですが…」

現在私はジョゼフさんの部屋でアフタヌーンティーをしている、しかし問題は座る場所だったのだ。何故か椅子はひとつしかなくて椅子にはジョゼフさんが座り、その膝の上に私が座っているのだ。

「あ、あぁ…大丈夫さ、Aは羽のように軽やかだからね。負担にはならない」

そうじゃない、そうじゃないんですジョゼフさん。私が圧倒的に恥ずかしいんです。ああそうやって可愛いよって言いながら私の頭を優しく撫でないでください。

「それとも、私とのアフタヌーンティーじゃ…不満だったかな?」

「あ、あぁ、いや…違うんです…その…」

恥ずかしいんです、と伝えれば彼はくすくす笑い始めた。それで終われば良かった、良かったんだ。しかし彼はもっと甘やかしてあげようと言ってきたのだ。
例えばケーキを一口分に切って私の口に運んだり、膝上で抱きしめられたり首筋にキスをされたり……彼とは恋仲であるのは承知だかさすがに恥ずかしい。これを首の赤い女王様に見られたらどんな顔をされるだろうか。

「A、こっちを向いてくれるかい?」

「なんですか…んっ…!?」

彼の方を振り向くと唇に温もりを感じ、彼から飲んでくれといわんばかりに液体を流し込まれた。そのままごくりと喉を鳴らした直後、唇同士の感触を楽しまれてやっと開放される。

「口移し、らしい…。少しは甘く感じたかな?」

「…最低です…!」

顔が真っ赤だよ、と指摘されても私は暫く彼のアフタヌーンティーには参加しないことを決めた。
ちなみに彼に口移しで飲まされたミルクティーは何だかはちみつの味がした。

狙って、捉えて(白無常)→←君は可愛いから(探鉱者)



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設定タグ:第五人格 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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Mase(プロフ) - みこさん» レスが遅れてすみません、ホセさんのお話はいつもより感情移入しながら書いたので喜んでくださって嬉しいです! (2021年3月28日 23時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - あぁ。ホセ、これからも幸せに生きて!!! ホセの話めちゃめちゃ好きです!! (2020年9月25日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» あまりウィルを書いたことがなかったので楽しかったです、リクエストありがとうございました! (2020年9月12日 0時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - …ウッ!ウィリアムがかわいい。すき。ありがとうございます!!! (2020年9月6日 1時) (レス) id: 04051e19ff (このIDを非表示/違反報告)
胡麻麦(プロフ) - みこさん» リクエストありがとうございます、遅くなるかもしれませんが書かせて頂きますね! (2020年8月30日 16時) (レス) id: a401997dcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浅縹 | 作成日時:2020年4月18日 1時

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