放送室のカンナギさん【地縛少年花子くん】

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貴方side





？「蹴散らせ白杖代！」






この声は…






寧「花子さん…」






花「ダメだよ、人なんか簡単に死んじゃうんだから」







花「ね？」






人は脆い






『…』







一番わかってる






寧「あだっ」





ヤシロさんの頭にナニカが落ちてくる






…うん？もしかして…





『もっけ！』





も「やめろ」




も「くるな」




『もっけ〜〜〜〜〜〜！』






寧「……えっと、花子さんこれは？」




花「勿怪だよ。昔から物を取る習性のある怪異」





『そーなのよ、それに、噂も変わって暴走してたしー』ｷﾞｭｰｰｰ





寧「噂…」




勿怪を抱きながら話す





も「くるしい」



も「はなせ」



も「やめろ」




花(俺もカナギに抱かれたい)←





寧「花子さん今何か変なこと考えてるでしょ」





花「ぎくっ」







『…』ｼﾞﾄｰ(疑いの目)





花「そんな目で見ないで！」




『…、それでヤシロさん。勿怪の噂を変えてほしいんだ』






寧「あのー、噂ってどういうこと？」






花「怪異は噂に逆らえないのさ。逆らったら消えてしまう」




も「われらもころしはしたくなかった」




も「やむなしやむなし」



も「あめやる」



も「たのむ、これからもここにいたい」




も「あめやる」




花「ヤシロは怖い目にあったから無理にとは言わないけど「いいよ！」」




寧「噂！変えてあげる！」





『…イーの？』





寧「うん！それにもっけちゃん達のこと見てると思い出すんだ…」









寧「ホワイトインフェルノのこと…」







ほわいといんふぇるの？







花「ほわ…なんて？」





寧「ホワイトインフェルノ！前飼ってたハムスターよ！」





花「名前やべー」





『ホワイト…白い…インフェルノ？インフェルノってなんだ？』





寧「あ、もしかしてこれが花子さんの次に頼みたい仕事？」





そんなのあったんだ





花「そーだよ、もうちょっと後に頼むつもりだったけど」




花子さんは階段を登ってく





寧「やっぱり！てことはこれでトイレ掃除は卒業…」




ヤシロさんと僕もつられて登る




花「それはダメかな」




寧「えー」




花「そんなに嫌なの？」




寧「トイレ掃除が好きな女の子なんてめったにいないわよ」





『ヤシロさんに一票』





花「そう…俺は楽しみにしてんだけどなー」






花子さんは屋上の柵に手を置く

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