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ポアロのドアを開けると丁度お皿を下げている安室さんを発見した。
安「いらっしゃいま──いらっしゃい、コナン君」
コ「安室さん、これ・・・」
安「ッ」
手から出した盗聴器を見て、彼の表情は真剣になる。
安「カウンター席においで」
言われた通りカウンター席につけば
誰にも聞こえないように小声で密談を始める。
安「それをどこで?」
コ「優世さんが僕の忘れ物じゃないかって今さっき持ってきたんだ」
安「気づいたのか?」
コ「違うと思う。これのことシールだって言ってたし」
安「それならいい」
コ「優世さんに仕掛けたんだよね?
やっぱり彼女は──」
安「いいや、彼女は白だよ」
コ「!?」
安「推理小説が好きならあの推理力は認められる。
それに苛められていた頃があったと言っていた。
周りのこと気にする洞察力が備わったんじゃないかなって。
身体能力も護身術を習ったときに備わったと思うよ。
今も反射神経が備わっているのはおそらく、恐怖症のおかげだと思う」
コ「え?」
安「彼女が恐怖症になったのはストーカー被害に遭っていたからなんだ」
コ「ストーカー!?」
安「戸籍ついでに何か事件に関わっていないか調べたよ。すると、一時期ストーカーに誘拐されたことが分かったんだ」
コ「誘拐!?」
彼女が!? いや・・・あの容姿端麗な見た目ならあり得る・・・
安「その時のことがトラウマになってしまい男性恐怖症だと医者から判明されたそうだ。
それにその犯人まだ捕まっていない。
警戒心が強いのもそのせいだろう」
コ「そうだったんだ……」
そんな経験があったのなら護身術を身につけるはずだな。
身体能力があんなにあったことや男性のことをあんなに怖がっていた理由も繋がった。
安「──それと彼女の姉があの時の女だと分かったよ」
あの女……優世さんに似た容姿と一つだけ異なるアメジスト色の目を持つ黒の組織とFBIのことを知っていた女。
やはり血縁者だったか。
安「早くアイツを捕まえなくては僕がノックだということがバレてしまう。
あいつは要注意人物だ」
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なみ(プロフ) - ズコッ(^-^; いやーありがとうございますっ! 作者助かってます。しっかり見てくださって感激です!!ちゃんと訂正させていただきました。これからもどうぞよろしくお願いします。コメントありがとうございました。 (2020年8月5日 6時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
スズ - すみません。。またまた見つけてしまいました。。。94です。今日はぐっふり眠れそう。のところで、ぐっすりでは、ないでしょうか。すみません。。また見つけてしまって。 (2020年8月4日 23時) (レス) id: a082f7bfbe (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - ありがとうございます!訂正させていただきました!いやーすみません。誤字が多い者で(^o^;) いえいえ上から目線じゃありませんよ!!どんどん言ってくれて構いませんから!じゃんじゃんコメント待ってます!! (2020年8月4日 15時) (レス) id: 617d92d894 (このIDを非表示/違反報告)
スズ - はじめまして。間違いを見つけてしまったので、、、すみません。えっと、81ですね、このシューズを募集、になっていて、没収の間違いではないでしょうか。上から目線ですみません。 (2020年8月4日 11時) (レス) id: a082f7bfbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 | 作成日時:2020年6月30日 20時