【名探偵コナン】白い警察２

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優世side




蘭さんや園子さんとは全然違う大きくて堅い手。

私の手で握るのは一苦労だった。

これが男性の手……

ドンっと重いものがのし掛かります。




『手、大きいですね』




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安室side




彼女は恥ずかしくなったのか、握っていた手をパッと離してしまった。

彼女は自分で自分の手を包み込む。

その反応はいかにも女性らしさのある反応で、つい、バーボンとしての顔が出てしまった。




安「ｸｽ優世さんの手は小さくて可愛いらしいですよ。

白いアイスクリームみたいで、握っただけで溶けてしまいそう･･･」




小さなミツ蜂を甘い蜜で誘う花のように甘く囁く。

だが、彼女の反応はというと、




『・・・・』




何もない。

？こういう甘い言葉は効かないのだろうか。

そうを思っていると彼女の手が僅かに動いた。

目をパチパチしながら自分の手を見る。

──できなかっことができたといわんばかりにやわらかく微笑んだ。


女子高生が見たのはこの表情なのでは？

きっとこの微笑みを見て、彼女たちは落ち着きを取り戻したのだろう。

彼女自身顔が整っているため、もし、この笑みを馴れていない男が見てしまえば、すぐに見惚れてしまいそうだ。

しかし僕は的外れ。




安「握手は大丈夫でしたね」


『そうですね。良かった……』ﾎｯ


安「では今度はあなたを家まで送らせていただきます』




僕にとってはこちらがメインディッシュ。

家を知っていれば偶然を装い食事やらデートやらに誘える。

情報を色々と聞き出すことができる。

家に入ることができたら盗聴器などを取り付けたり、窓の構造などを見て侵入し、証拠の物を押収することができる。

探り屋担当なため、こういったことが思い浮かんでしまった。





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