【名探偵コナン】白い警察

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『目暮警部。拳銃に火跡や塊とかありませんか？

あったとしたら、おそらく線香花火の主成分が出てくるかと。

それか彼の手を見てください。火傷跡があるかと思います。一日中電気をつけていたんですから、電球も火玉と同じく熱い塊です。

線香花火を回収するときに触れたと思いますから。

それとあと一つ。焦りは自分が犯人と言っているのと同じですよ？』


男「っ！？」


目「すぐに確かめろ！！」




目暮警部が声をあらげ
彼を取り押さえるように命令する。

すると、彼は何もかも諦めたようにその場に崩れ落ちた。




男『・・・いい。その必要はねえよ……


俺がやった……。俺があいつを殺したんだ！！』


全ー優世「「「 ！！ 」」」



認めた･･･この人が犯人だったんだ･･･




女1「なんでこんなことしたのよっ！？あなたたち仲良かったじゃないっ！？」


男「仲なんて良くねえよ。

俺は殺すほどアイツを恨んでたんだからよ。


─────あいつのせいで俺は花火職人を辞めろと色んな人に言われるようになったんだ」


女1,2「「えっ！？」」


男「アイツのせいで俺は煙草依存症になっちまったんだよ！！

花火職人は花火を扱うから煙草なんて吸えやしねえ。

それなのにアイツが自分で吸いもしない煙草を無理矢理俺に吸わせて、依存症にさせやがった！！

煙草は麻薬と一緒で一度吸ったら、やめられなくなるぐらい依存しやすい。俺はそれを知ってて煙草を吸わないようにしてたのに！アイツが無理矢理ッ！

そのせいで花火の前で吸っちまって大きな火災を起こしちまって周りから辞めろ辞めろって言われまくるんだよ！

全部アイツのせいで！！！」


女2「だからって殺すか普通！？」


男「花火職人は俺にとって生きがいだったんだ！！！

生きがいをアイツのせいで壊されたんだ！！！

殺すぐらい恨んだ、アイツを！！！」


女1,2「「……っ…………」」




俺は色んな犯人を見てきた。
どの犯人も理由があって被害者を殺害している。

だとしても人の命まで奪い取るか普通！？




目「連れていけ」


優世『ｸﾙｯ』



一仕事を終えた優世さんは席に戻っていく。
俺もそれに続こうと、犯人の横を通る。




男「──アイツのせいで。アイツがいなければ・・・・・









──────あの女がいなければ、あの女がいなければ俺は無罪に──」





！？

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