解決後の◯◯ ページ31
優世side
人は自分で犯したことを人のせいだと言い、それを認めようとしない。
だからいつになっても子供のまま。
目の前の彼もそう。人のせいにして自分の犯した罪を認めない。
自分の心に聞いてみて、といっても無理だろう。自分を苦しめることができない子供なのだから。
私は心の中でため息をもらし、彼から視線を外した。
人はどうしてこんなにも弱い生き物なのかしら？
誰かのせいにしないと生きられないの？
コ「優世さん後ろっ!!!!!!!!!!」
後ろから向かってくるナイフをかわし、ナイフを持っていた犯人の腕を掴む。
そして犯人の開いていた足と足の間に自分の足を入れ、腕を引き自分の背中にやつの顎をぶつける。そして彼の後ろシャツを掴み、釣竿をふるようにおもいっきり床に投げ捨てた。
男「ぐはっ！」
彼からすぐにナイフを奪い取る。
──人を巻き込むな。
静かにそう吹き込んだ。
つもりだったが、すでに眠ってしまった彼の耳に届きはしない。
全ー優世「「「ポカーン」」」
目「(はっ！)取り押さえろ！！」
『………』
目「優世君っ！すごいな君は
『へっ？あ、どうも』
目「ナイフ、もらってもいいかい？」
『ええ。もちろんです』
私はそう返事をすると、手に持っていたナイフを警部に渡した。
───────────
コナンside
一瞬の出来事だった。俺は息も瞬きも止めてしまっていた。
ようやく体が動いたときは彼女が犯人に背負い投げを決めているところ。
それは柔道のプロのように、空中に綺麗な月をえがいた。
嘘だろ……
優世さんが探偵のように推理したのにも驚きなのに、背負い投げを決めて犯人を気絶させたのにも驚きだ。
安「っ？…………」
隣にいた安室さんも俺と同じように目を白黒させている。
目「いや〜本当に助かった。礼を言うよ今回は君の手柄だ。ありがとう」
『いえ』
優世さんは事件前と同じ笑顔で解釈した。
目暮警部が言うように今回は彼女一人の手柄だ。
今回、俺も安室さんも何もしていなかった。
全て彼女の推理で幕を下ろしたのだ。
･
事件が解決したのだから、喜ぶべきなのかもしれない。
だが、俺は喜ぶことより疑うことしかできなかった。
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ましろなみ(プロフ) - ルルリアさん» ありがとうございます！！そう言っていただけて本当になによりです (1月7日 17時) (
レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - あの………すみません。これホントに処女作です？マジですんばらしい作品ですね！謎が多くて読者も楽しみながら読むことができます！何周もさせてもらって今コメントしておりますが、いつ読んでも何回読んでも飽きないですっ！ (1月3日 12時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - お話凄く面白くて一気読みさせて頂きました。しかし、←、(((、///を使っている部分が少し読みにくいと感じたので普通に出版されている小説同様に先程記した部分を消すともっと読みやすくなる気がします…｡私の個人的理由なので不快でしたら無視してください (2022年4月4日 14時) (レス) @page18 id: 6f2367cc34 (このIDを非表示/違反報告)
麗那(プロフ) - なみさん» こちらの作品で使用させて頂きましたhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/reina100075/ (2021年2月7日 3時) (レス) id: a41923e46c (このIDを非表示/違反報告)
莉咲(プロフ) - なみさん» わぁぁありがたいですねぇ！！私なんかの小説からでもなみ様の神作品を見つけて下さってありがたいですぅ！！ (2021年2月6日 19時) (レス) id: 0f6e4a6db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真灯
x他1人 | 作成日時：2020年6月23日 16時
