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コナンside
目「なるほど。この中に犯人がいるんだね」
コ「うん」
俺は思ったことを全部目暮警部に話した。
今の時点で分かっていることは、被害者の亡くなった時間が俺が発見したときから20分も前だということ。指紋は拭き取られていたこと。
そして彼女の知り合いである容疑者は三人。
一人は、第一発見者の小柄な女性。
二人目は、金髪でたれ目の女性。
三人目は、体格のいい男性だ。
俺の隣では警部と安室さんが話し合っている。あくまで店員と警部の間柄だと思うが。
俺は優雅にコーヒーをすする彼女の隣に戻る。
蘭と園子は関係ないため、蘭が園子を家まで送りにいった。
優世さんは僕を見張るようにと蘭に言われたよう。
俺は味のしないオレンジジュースで喉を潤し、ずっと落ち着いている優世さんに話しかける。
コ「優世さんってこういう状況に慣れてるの?」
『え?』
コ「皆、不安そうな顔をしているのに、優世さんだけ平然としていたからさ」
『…………』
彼女は黙りこんだ。
のち、
『うん……』
小さな声でそう頷いた。
少し、アンバーの瞳が揺れているように見える。不安を表しているのか?
どうして慣れてるの?と追及しようとしたら、「わっかりましたー!」とおっちゃんの声でさいぎられてしまった。
つーか、おっちゃんいたんだ←
まあ、ポアロの上に事務所があるんだし、警察が外にいるやらで事件だと思って駆け付けたんだろう。
俺は一旦おっちゃんの話に、耳を傾ける。
小「分っかりましたよ、警部!犯人はこの人です!!」
女1「ええっ!?」
おっちゃんが示したのは第一発見者の女性だ。
小「被害者の飲み物にこっそりと下剤を入れ、トイレへと促した。そして少し経ったのち、トイレに入った。
すぐにトイレに向かったら怪しまれるので、少し時間を置いたのでしょう。
そしてトイレから女性が出てきたとき、あらかじめ細工をしていた銃でバーンと首元を撃ち抜き、女性を便器に座らせた。ってわけですよ!」
目「なるほど。一理あるな」
確かに俺も最初はそう思った。
だが、彼女の持ち物や衣服には血の付いたものなんてない。
壁には、血も飛んでいなかったし貫通した銃の弾も刺さってはいなかった。
真正面から撃ったのなら血は服に返り地を浴びるし、拭き取ったのなら拭いたものに血が付いているはずだ。
────今回の事件は難問。
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ましろなみ(プロフ) - ルルリアさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて本当になによりです (1月7日 17時) (レス) id: c79dd3b270 (このIDを非表示/違反報告)
ルルリア(プロフ) - あの………すみません。これホントに処女作です?マジですんばらしい作品ですね!謎が多くて読者も楽しみながら読むことができます!何周もさせてもらって今コメントしておりますが、いつ読んでも何回読んでも飽きないですっ! (1月3日 12時) (レス) id: f93afeb2da (このIDを非表示/違反報告)
椛(プロフ) - お話凄く面白くて一気読みさせて頂きました。しかし、←、(((、///を使っている部分が少し読みにくいと感じたので普通に出版されている小説同様に先程記した部分を消すともっと読みやすくなる気がします…。私の個人的理由なので不快でしたら無視してください (2022年4月4日 14時) (レス) @page18 id: 6f2367cc34 (このIDを非表示/違反報告)
麗那(プロフ) - なみさん» こちらの作品で使用させて頂きましたhttps://uranai.nosv.org/u.php/novel/reina100075/ (2021年2月7日 3時) (レス) id: a41923e46c (このIDを非表示/違反報告)
莉咲(プロフ) - なみさん» わぁぁありがたいですねぇ!!私なんかの小説からでもなみ様の神作品を見つけて下さってありがたいですぅ!! (2021年2月6日 19時) (レス) id: 0f6e4a6db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真灯 x他1人 | 作成日時:2020年6月23日 16時