路地裏と銃 ページ4
『中王区外…すこ…』
るんるんで中王区外を散策した
『…じゃなくてっ』
休憩のため座っていたベンチから勢いよく立つ
『家無しじゃん…我輩』
このままだと野宿コースになって仕舞う…
任務で野宿や徹夜はよくしていたから苦痛ではない
だが!軍は既に解体。そして中王区からの追放。こういう現状としてはできれば野宿は後遠慮したい
『もう暗くなってきてる…早く探さないと…!』
次は明確な目的をもって歩いた
そして…
「お嬢ちゃんどうしたのー?」
「わかったーw家出でしょw」
「俺達ん家くる?つってw」
『あ、いや』
こうなった()
なんでこうなったー?わけわかめー…いや、やめよう現実逃避は…
状況把握のためにも…一から説明しよう!
「かわいいねー」
路地裏GO
「家来るー?w」←イマココ
たしかに…キャリーケースひいて、おっきい鞄持ってたら「家出?」ってなりますね!
あ、あとなんで、きょどりんごしてるのかっていうと我輩今まで女しかいない社会にいたからに決まってるじゃないですか!
「顔色わるいよ?介抱したあげよっかw」
肩に腕をおかれ完全に逃げられない状況になる
「ビクッたwかわいいー」
「ほら荷物持ってあげるよ」
『あっ…』
二人の男性が我輩の荷物を奪い取る
「じゃ、いこっか♪」
せめて銃があれば…と無いものねだりをする
「STOPSTOP…そこの4人何してる」
「あ?関係ねーだろ」
「どっか行かねーと痛い目見んぞ?」
ギャハハッと下品な笑いが路地裏に響いた
「OKOK…おめぇら全員しょっぴいてブタ箱にぶちこんでやるよ」
「あ?やんのか?」
3人衆が怯んだところで我輩は入間さんの方に逃げ込んだ
「てめぇ…!」
そして、
『既に貴様らは射程内に入っている。脳天に鉛玉ぶちこまれくなきゃ…降伏しろ』
入間さんの銃を3人衆に向けた
「ガチの銃かよ!」
「思い出した…!あの顔…入間銃兎だ!」
「はぁ!?マジかよ!」
3人衆は路地裏の奥へと逃げ込んで行った
「チッ…多少狂ったが…おいにげんじゃねーよ!」
入間さんはすぐに3人衆を捕まえてしまった
『入間さんの仕事を間近で…』
暫くして3人衆を入間さんは引きずりながらこちらへ帰ってきた
『あ、これ…銃。お返しします』
ぽんっと入間さんの掌に置くと驚いた顔をしたかと思うと笑みを浮かべた
「貴女にも、聞きたいことがあるのです。お手数おかけしますが…共にきてくれますね?」
嫌な予感が…
『わが…僕…用事がありまして…』
「すぐ終わりますから…ね?」
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作者名:八神紺 | 作成日時:2019年1月19日 19時