私の幸せII (ページ26)

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ｶﾙ「恐怖を乗り越えどのように能力を使うかは彼女次第ですが、今までの経験を活かした能力の使い方を学ぶのもひとつですね。」

『はい！ありがとうございます。』

問題点を伝え解決策を端的に提案する。
かなりカルエゴ先生は頭が良く厳粛な先生だということがよくわかる。

ｶﾙ「では私はこれで失礼します」

「はい。ありがとうございました。」

『玄関までお送りしますね』

ｶﾙ「あぁ」

カルエゴ先生が席を立ったので私も席を立って扉を開け、一緒に玄関まで歩いていく

ｶﾙ「お前の親御さんはいつもああなのか？」

『まぁはいそうですね、お母様が亡くなったあとからずっとあんな感じです。』

ｶﾙ「そうか。」

その一言で少し考え込みながら歩いていたから声はかけず玄関まで送っていった

『今日はありがとうございました！他の人のとこも頑張ってくださいねー！』

ｶﾙ「応援などいらんわ！」

と吐き捨てて行ってしまった。

ーー

「A。」

夕食の時間にいつもは何も話しかけてこないお父様が話しかけてきた

『はい。どうかされましたか？』

少し緊張する。
私の学校生活なんて今まで話したことなんか無かったし、なんて思われたのか、なんて言われるのか怖い

「学校楽しいか」

『はいっ』

「それならばよかった」

とお父様は少し笑った
どうしよう、嬉しい。

『お父様は、私の学校生活のこと聞きたいですか…？』

恐る恐る聞いてみた

「…あぁ」

『！！じゃあこの夕食の時間に少しづつお話します！』

「そうか。楽しみにしている」

『はいっ！！』