私の幸せII (ページ17)

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ｱｽﾞ「魔歴担当はダリ先生です」

ｸﾗ「おちゃらか先生かー」

『教科書配布の日に私達を中庭に追い出した先生だね！』

ｲﾙ「じゃあ気になれば質問も積極的に」

イルマくんがビシッ！と指を立てた時に中から慌てて生徒が出てきた。
中に入ってみれば誰も席についてはおらず、他の生徒に聞いたらどうやらダリ先生は悪周期で休みらしく代わりにバラム先生が授業をしているみたいだった

バラム先生と言えば空想生物学を主に教えている先生で特殊な先生だ

ｱｽﾞ「バラム先生は少し特殊でして…わっ我々も今回はやめておきますか…？」

ｲﾙ「えっ！？大丈夫だよ！せっかく来たんだし僕、バラム先生の授業うけてみた…」

とイルマくんが言った瞬間体が宙に浮かんでいき

ﾊﾞﾗﾑ「嬉しいなぁやる気のある子は大歓迎だ」

上にいたバラム先生がぶら下がってイルマくんを持って行ってしまった。

ーー

ﾊﾞﾗﾑ「はい、では授業を始めます…」

授業が始まったのはいいけど、私達4人はバラム先生の膝の上に乗せられた状態で授業が始まってしまった

バラム先生はチョークを片手に私たちの頭を撫でながら授業を進める
手が大きくて心地はいいけど授業の内容が入ってこない。

蔦に括られているからノート取れない

ｲﾙ「生徒のみんなが逃げたのって…」

ｱｽﾞ「バラム先生の「触り癖(スキンシップ)」空想生物学の担当だからか生き物を見るとすぐに触りだして授業になりません」

この触り癖についてみんなは実験に使うための悪魔を吟味するためだと噂をしていた

ﾊﾞﾗﾑ「では今日は人間について考えよう。」

それにバラム先生は空想討論を授業中にするためあまり授業が進まず、今テスト期間の私たちには少し焦る要因になる

ﾊﾞﾗﾑ「もしキミたちの目の前に人間が現れたらどうする？」

人間が現れたら…か
私は、食べはしないかな。その人間には大切な家族がいるかもしれない。
魔官署を通して人間界に返してもらおうとするかな

バラム先生はどうやって生き残ったかを聞いてみたいらしい。
まぁそれは気になるところではある
魔界の生態系は過酷だから、羽や牙を使って生き残る

ﾊﾞﾗﾑ「角はなくとも羽さえあれば逃げ…」

とバラム先生がイルマくんの背中を触った途端すごい顔をしてイルマくんを連れて行ってしまった

そこからイルマくんはしばらく帰って来なかったけど帰る時には教室に帰ってきてなんともなくて安心した