私の幸せII (ページ12)

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「王の教室」解放の日

王の教室の前には多くの人が集まっていた
消失の魔王デルキラ様がかつて使っていたとされる王の教室が開くところを生で見れるのだから、皆気になって集まるのが自然だ

ｵﾘｱｽ「みんな「王の教室」だけじゃなくて君たちを見にきてるんだよ」

ｼﾞｬｽﾞ「俺たちを？」

ｵﾘｱｽ「そりゃ称賛するでしょ。だって考えてもご覧なさいよ。カルエゴ先生に啖呵切って無茶な勝負した揚げ句見事に勝利をおさめて「王の教室」なんてとんでもないものを手に入れた」

ｵﾘｱｽ「君たちは“変なクラス”から“変なクラスだけどすごいクラス”になったってわけだ。だからもっとハシャい…で…」

この、ムズムズする感じ…
私は家系能力を使うことが怖くてあまり使わないようにしているからイルマくんが能力を使って欲しいと言った時に躊躇ってしまった。私はこの能力が怖い。
人前で能力を使うことが少ないから褒められると思ってなかったし少し照れてしまう。
今回は主にエリザさんとリードさんの家系能力のおかげでオリアス先生に勝ったから本当に褒められたものでは無いけれど嬉しいものは嬉しい

そんなこんなでクラスの何人かで手を振り返していいかの会議をしていたらいつの間にかカルエゴ先生が来ていたみたいだった

遂に、私たちの力で勝ち取った「王の教室」が開放される

ｶﾙ「ここ「王の教室」の開放を宣言する。この先こそが我が校の誇る王の遺物にして貴様らの新しい」

城ーッ!!!

と問題児クラスのみんなで中へ入った

中はとってもキラキラで、これこそ魔王デルキラ様が使っていた教室という感じだった

黒板があるこれから私達が授業を受けるであろう教室へ入ったとき、イルマくんが奥にあった魔王の椅子の前に立った

イルマくんが座ったその瞬間誰も動けなかった。その姿が

まるで

まるで

魔王のようだった

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