鬼ごっこ[4] -獄寺 鶫- ページ10
「鶫は、さ……」
珍しいな。学校で名前を呼ぶなんて。
「んだよ」
「そんなこと想える人、いる？」
……………………はぁ！？//
バレた？！ バレた？！
わかんねぇよ。ちくしょう、なんでこいつ、無表情なんだよ！
「ねぇ、鶫………？」
ゆっくり、桃が顔を上げる。
真剣な瞳。綺麗で、魅惑的で、思わず唾を飲み込んだ。
桃は、
「今日の放課後、暇？ 午後5時に、教室に来て………？」
「はっ………ちょ、待っ…！」
「じゃあね」
そう言って、颯爽と教室を出ていった。
ポカンとしながら、桃が消えた廊下を見つめる。
そうして、チャイムが鳴って、慌てて教室を飛び出した。
†
午後5時。
桃からの呼び出しに、柄にもなく心踊らせてる。
改めて話とか、なんだ。何があった？
なんでもいいから、桃と話していたい。
一分でも長く。彼女の気を惹いていたい。
…………ホントに柄にもねーなぁ。
「………あ、いる…」
低い身長のシルエット。
俺は、扉を開けた。
.
.
「………あ、獄寺さんっ」
.
目に飛び込んだのは、知らない女の子だった。
黒くクリクリの瞳。可愛らしい高い声。
「…誰だ？」
俺が問うと、女の子はプーと頬を膨らませ、
「持田だよっ！同じクラスの！！」
怒ったようで、フイとそっぽを向いた。
多分、モテ系なんだと思うけど、タイプじゃないなぁ。
なんて考えながら、桃のことを聞こうとした。
しかし、それは持田に阻まれてしまう。
「あのね！獄寺さん、貴方が好きです！！//」
思いもしなかった言葉に、俺は目を見開いた。
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紅うさぎ(プロフ) - ポポタンさん» んー！『無償の……』シリーズもおすすめです！ (2014年6月22日 9時) (携帯から) (
レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
ポポタン(プロフ) - 紅うさぎさん» 絶対みますっ！！おすすめあったらもっと教えてくださいっ！！ (2014年6月22日 9時) (レス) id: 738eceb430 (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - ポポタンさん» ポポタン、私の大好きな作家さんがいて、その方は文才最強なんでぜひ、みてくださいー！ ぶっきー さんです(笑) (2014年6月22日 9時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
ポポタン(プロフ) - 紅うさぎさん» (о´∀`о) (2014年6月22日 9時) (レス) id: 738eceb430 (このIDを非表示/違反報告)
紅うさぎ(プロフ) - ポポタンさん» なんでですかー(笑) (2014年6月22日 9時) (携帯から) (レス) id: 6f89c7bf5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅うさぎ
| 作成日時：2014年5月27日 0時
