日常から非日常へ8 ページ14
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エレベーターから飛び出したのはいい、が。
｢...やけに静か。｣
気配のけの字もない。
違う場所で銃声音と悲鳴が聞こえる。
まさかな、と思い音の方にいく。
壁に隠れて耳をすます。
｢耐え......ば刈り....！！！｣
あっ、ビンゴだ。
恐らく"牙刈り"がこの先にいる。
奴が来る前に突っ込むか、と考えて足を踏み出す。
敵に気付かれる前に全力で走る。
勘で左に曲がると、あらこんにちは。
敵さんが防衛線はってました。
どうやら気付いていないので、構える。
そして撃つ。
流石に標準が外れてきて、頭に当たらなくなった。
残り数人、と思ったら赤い十字架が落ちてきた。
残りを吹き飛ばした。
危な、と思い後ろに引いた。
｢...ぇっ、Aさん？！？！｣
聞き覚えのある声がした。
｢え.........レオ君？！？！？！｣
牙刈り(？)と思われる集団の中にレオ君が、白い髪の毛の人に担がれていた。
｢....A......？｣
そして、もう一つ、驚いてるようで、でも嬉しそうに俺の名前を呼ぶ人物がいた。
目を凝らしてその人物を見る。
スーツ姿に頬に傷、少し天パでイギリス人っぽい顔。
半年前に夢で会っていた人物と、重なる。
｢す...スティーブン.....？？｣
いやまさか、と言葉がこぼれる。
目の奥があつい。
いやっ喜んでいる場合じゃねぇだろ。
死体を飛び越えて取り敢えず逃げる。
−−−ドガッ
条件反射万歳。
一気に現実に戻された。
さっきまでいた場所には、アノ男がいた。
｢みーつけた。｣
にたり、と笑う男。
｢あー、喜びの再会といいたいんだけど、アイツここのオーナー。｣
ついに追いついてきやがった、と舌打ちし構える。
｢ついでに言えば不死身！何回か頭吹き飛ばしてるんだけどさー。｣
死なないんだよ、と苦笑する。
すると牙刈り(仮)が一斉に鏡を取り出した。
｢...うん、ブラッドブリードだね。｣
｢はっ｣
何それ、って言いたかったが牙刈り(仮)の雰囲気が変わる。
これは手出ししない方が良いかな、と考え後ろに下がる。
激しい戦闘が始まり見守る。
｢Aさん。無事で何よりです。｣
レオ君がこっちに来ながら言った。
｢おー何回か死んだかと思ったけど生きてる。｣
レオ君はこちらに顔を見ずに男を見ていた。
水色の目で、何かを見ていた。
そしてスマホに何かを打ち込んでいる。
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椎名魏(プロフ) - 夜奈 希未さん» 夜奈さん、ありがとうございます！これからも楽しんで頂けたら嬉しいです！ (2015年6月30日 20時) (
レス) id: 86535fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
椎名魏(プロフ) - 兎魔斗さん» 兎魔斗さん、ありがとうございます！更新はまちまちですが楽しんで頂けたら嬉しいです！！ (2015年6月30日 20時) (レス) id: 86535fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
夜奈 希未(プロフ) - すごく面白いです！血界戦線の小説増えてくれ……これからも最新頑張ってください！応援してます！ (2015年6月30日 19時) (レス) id: 7f2cad6fcb (このIDを非表示/違反報告)
兎魔斗(プロフ) - 凄く面白いです!!,血界戦線の小説は少ないので...面白い小説にあえて嬉しいです!!!これからも頑張ってください!! (2015年6月30日 8時) (レス) id: bef0b55696 (このIDを非表示/違反報告)
椎名魏(プロフ) - かりんさん» かりんさん、ありがとうございます！！これからも楽しんで頂けたら幸いです！！ (2015年6月29日 18時) (レス) id: 86535fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椎名魏 | 作成日時：2015年6月24日 20時
