日常から非日常へ7 ページ13
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〜side スティーブン〜
−−−−同刻
「耐えろ!!オーナーが"交渉品"を手にいれるまでっ....うぐあぁぁ!!」
敵が叫びながら攻防戦に耐える。
今回は"交渉品"の回収及びここのオーナーの逮捕。
巨額な投資で裏の取引をしている上に、連続殺人事件にも関わっている。
「上からの伝達!!"交渉品"が逃げたとのこと!!見つけ次第かくほおお?!?!」
一気に床を凍らせ、1人だけ生かす。
「君に聞きたいんだが、」
「ひいいいっ!!」
「"交渉品"の特徴、教えて欲しいな〜...?」
敵の体を凍らせつつ問う。
「こっ..."交渉品"はっ、黒髪のヒューマンの女で、灰色の作業着を着て、銃を持っている....!!恐らく、最上階から下に向って逃げているっ....!」
泡を吹いて気絶した。
やはり"交渉品"は人間だったか。
横目でクラウスを見る。
無言で頷き、敵陣に突っ込んで行く。
被害がデカくなる前に一刻でも早く最上階を目指す。
ここは10階、まだ先は遠い。
最上階は60階だ。
「(無事に生きていろよ...)」
〜side A〜
エレベーターを背にして、敵を撃つ。
運が良く、エレベーターは動いていた。
「(早くしろ早くしろ早くしろ早くしろっ!!!)」
チン、と音がし扉が開く。
中には数人敵さんがいた。
「知ってた!!」
取り敢えず一人は両肩飛ばして、残りは頭を吹き飛ばす。
中に入り両肩飛ばした奴を盾にし、35階のボタンを押し扉の閉めるボタンを連打する。
「って35までしか降りれないのかよ!!!」
まじかよと叫びつつもエレベーターの扉が閉まるまで、寄ってくる敵を撃ち続けた。
扉が閉まり、動き出す。
「何故生カシタ、ヒューマン。」
「下にいる"牙刈り"の情報を吐け。」
ソノタメカ、といい息をはいた。
「なーに、生かしてやるよ。嘘はつかん。」
銃口は頭から外さないようにし、片手で空になった弾倉を捨てる。
そして、カバンから予備の弾倉を取り出し、減って無くなったベルトに補充していく。
「...サッキ"牙刈リ"ハ、30階二イルト言ッテイタ。」
「そりゃあどうも。」
銃口を外し、銃を見る。
フレームがガタガタだ、まぁ結構連続で撃ってたしな。
「本当ニ殺サナイトハナ。」
「言ったからには実行だ。」
弾倉を取り出し、太腿のホルダーにしまう。
腰のホルダーから銃を出して、弾倉を取り替える。
チンと軽快な音がなる。
「じゃあな、お達者で。」
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椎名魏(プロフ) - 夜奈 希未さん» 夜奈さん、ありがとうございます!これからも楽しんで頂けたら嬉しいです! (2015年6月30日 20時) (レス) id: 86535fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
椎名魏(プロフ) - 兎魔斗さん» 兎魔斗さん、ありがとうございます!更新はまちまちですが楽しんで頂けたら嬉しいです!! (2015年6月30日 20時) (レス) id: 86535fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
夜奈 希未(プロフ) - すごく面白いです!血界戦線の小説増えてくれ……これからも最新頑張ってください!応援してます! (2015年6月30日 19時) (レス) id: 7f2cad6fcb (このIDを非表示/違反報告)
兎魔斗(プロフ) - 凄く面白いです!!,血界戦線の小説は少ないので...面白い小説にあえて嬉しいです!!!これからも頑張ってください!! (2015年6月30日 8時) (レス) id: bef0b55696 (このIDを非表示/違反報告)
椎名魏(プロフ) - かりんさん» かりんさん、ありがとうございます!!これからも楽しんで頂けたら幸いです!! (2015年6月29日 18時) (レス) id: 86535fb0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:椎名魏 | 作成日時:2015年6月24日 20時