@(JKside) ページ35
渡されたのはカプセルと錠剤だった。
JK「ジェジュン先輩これって?」
ヒチョ「ジェジュナこれはまだ早いよ。グクにはまだ判断できない。」
JJ「あれ?もう帰ってきたの?」
ヒチョ「なんか楽しくなさそうだったから逃げてきた。」
判断できない…その言葉に僕はムッとした。
長年連れ添ってきたのは僕だ。
わからないわけないだろうと!
JJ「この子はね?自律神経を壊したと同時に低血糖症を起こしたんだ。
体はすごく弱くて喘息だって持ってるからすぐに発作だって起きちゃう。
それを守る薬なんだ。」
低血糖?自律神経?喘息?
僕はまだ単語しかわからない。
ヒチョ「あー、いわゆる病弱ってこと!」
JK「で、でも、どうしてそんな大事に薬を僕に??」
JJ「君はエスパーだからだよ。」
JK「エ、エスパー??」
JJ「この子の事は本人から聞いたしかいいから細かくは言えないけど、離しても離しても君はAを見つけた。きっと今は無理でも何かあれば気づいてくれるんじゃないかって。」
ヒチョ「ま、やってみたら?俺様でさえ大変だったんだからさ。」
JJ「でも、必ず持っていて。
A〜大丈夫??そーゆっくり息を吸って?いいこだ!」
『んぁ…ゴホッ』
JJ「いいよ、吐くだけ吐きな?大丈夫」
『、、ママ、、』
JJ「薬のもうね?グクくんこれは安定剤。ちなみに血糖値は自分で計ってるから大丈夫。」
そのあと詳しく話を聞いた。
体は大人なのに、まだ頭も心も子供だったんだなんて、、、
JK「気づかなかった。」
ヒチョ「当たり前だ。でもサインはあった。」
JK「え?サインですか??」
ヒチョ「こいつ作詞作曲を手伝った事はないだろ?」
そういやそうだった。
コンサートのプロデュースや考案はしてきても作詞作曲をしたことは一回もなかった。
ヒチョ「悲しい曲しか作れないからだよ。」
JJ「喜怒哀楽の喜びと楽しみがなくなって、ようやく戻ったと思ったのにまた落ちて。
その繰り返しだった。だから、グクくん、、、
Aをさ守ってあげて?」
ぐっすりと寝ている横で僕は守ると決めた。
満月の月の下、寂しそうに頭を撫でるジェジュン先輩とヒチョル先輩を見ながら。
『こんの、筋肉ウサギ!いい加減に離れろ!』
次の日本番直前のミーティングになるとすっかり昨日の状態なんて忘れているみたい。
『あーーうざい!』
JK「あんまり興奮しないで。」
『ちっ』
JK((( ;゚Д゚)))
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作者名:チュング | 作成日時:2019年6月17日 9時