消えたメンバー (ページ25)

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@(JMside) ページ25

最近よく練習室とは違う部屋から僕達の音楽が流れる。
あぁ僕達の音楽が課題曲だってあるんだなってしんみりして覗いたら全く予想もつかない人がいた。

PD「おやおや？覗き見かい？」

JM「パンPDこれは？」

PD「リハビリの一環で今はさせてるんだ。」

あまり心の調子は良くなくてね？と笑いながら言うパンPDと無我夢中で踊るA。

PD「プロデュースも一段落してストレスから離されたい時あいつはいつもダンスで追い込んでたんだ。」

JM「じゃぁ！も！もう！」

PD「だめだ、ステージは許さない。」

こんな美しいダンスを出せないよ。
まだ向き合ってないから悲壮感のダンスになってしまってる。

PD「あいつはお前達とちゃんと話をしているのか？」

JM「え？もちろんですよ！」

PD「仕事以外のか？今の趣味は？したいことは？夢は？」

そういえばコンサートのプロデュースのはなしばっかりでその他を触れたことなんて帰ってきてからはない。

PD「まったくあの子は！」

JM「でも、最高のステージにするために！」

PD「そんなステージ誰も喜ばないよ。メンバーは何人だと思ってるんだ？ジミナ。」

そう僕ら防弾少年団のメンバーは8人。
8人じゃなかったら成り立たない。

PD「無理やり7人で成り立たせてきた。
あいつは向き合う準備はできてるよ。」

なんのために今回プロデュースさせたかと思った？はははと笑うPDを結構雑に受け流し、スタジオに入った。

『あ、ジミナヒョン。』

JM「やっぱり、ダンスうまいね？」

『ご、ごめん。僕仕事に戻るね！」

それは何のごめんなの？

JM「僕はさAのステージ久しぶりに見たいなって思ってるよ。」

『え？』

JM「今Aは何を探してるの？」

『僕は、、、僕が探してるものは、、、もう見つかってる。』

見つかってる？

『それは大事なもので愛しくて触ったら壊れちゃいそうなくらい綺麗で美しい。』

そう言ったときに気づいたんだ。
この子は恋をしているのか？って、、、そんな話を聞きたい訳じゃない。

JM「ちょ、ストップ

『ううん、聞いて？僕にとって儚きもの壊れちゃいそうなくらい大事なものそれは、、、』

聞いたらダメな気がする。

『メンバーだよ。』

JM「はへ？？」

『え？外は晴れだけど？』

JM「ち、違うくて！！まさか恋愛でもしてるのかと、、、」

『とっくの昔に別れてるよ。必ず戻る皆のもとに。』

JM「ちゃんと待ってるから。でも、彼女の話は聞いてない！」

あ、逃げた