【銀魂】～看守共はドSです～【小説】[完結] (ページ27)

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第二十五話「回想:銀時ver.」ページ27

俺がAの家へ行こうとした時、
バカでかい爆発音が聞こえた。

「うおっ!?」

「なんですかぃ…」

「Aの家らへんじゃねぇか?」

「とにかく行こうぜ」

～Aの家～

「え…」

「あ?」

「んだ…」

そこにいたのは壊れた壁とそこから見えるAの両親の死体。

そこから歩いてくる小さな影。

「あれって…神威の妹さんじゃないですかぃ?」

「どういうことだ……?」

「あ、あ…。ぎ、ん」

「神楽ッ!!!!」

「どうしたっ!!」

『銀時。退け。』

不意に聞こえた冷淡な声。
ゾッとして上を見上げると。

「A………どういう…」

『いいから退けよ。』

「Aッ…どうしたんでぃ?!」

『そいつ殺す。』

「ハッ!?はぁ?お前……どうしたんだ?」

『何か知らねぇけど。いつも通りだし。』

「あ…A…ごめ…」

『死ね^^』

そう言うとAは神楽を奪い、
齡十歳のその子を殴り飛ばした。
あの時のAの目は今でも忘れない。

この世の人間の目とは思えない、
美しい真っ赤な目をしていた。

～回想～
皆の年齢
銀→20歳
沖→14歳
土→20歳
神威→14歳
A→14歳
神楽→10歳