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第二十四話「回想:夢主ver.」 ページ26

俺達…いや、私達が子供の頃。

私達六人は仲良しだった。
銀時、総悟、トシ、晋助、神威、私。

いつも一緒だった。

ある日、神威にお守りを頼まれた。

「俺の妹なんだけどネ、俺、今日用事があって、……お願い!!A!!」

『しょーがないなぁ。俺に任せとけ!!』

「俺と同い年のクセに生意気だナ。
あと、A、私だヨ。わ、た、し。」

『あっ、いけね……またやっちまった。』

私は父と母に男として育てられてきたから、一人称が「俺」になってしまった。

『あ、この子の名前は?』

「神楽だヨ。じゃあ、よろしくネ。」

『おー』

『………神楽。』

「ん……お姉ちゃん…誰アルか…?」

『俺……私はAだ!!よろしくな!神楽!!』

「うん。」

それまでは良かった。
あの時までは。

第二十五話「回想:銀時ver.」→←第二十三話「本性」



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作者名:時雨です。 | 作成日時:2017年7月17日 21時

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