事件85 ページ38
盛岡「事故だ事故!!広田先生は酔っぱらって本棚と一緒に倒れて後頭部を打って死んだんだ!!」
横溝「確かに…現場の状況を見るとそうとれなくもありませんが…二、三気になる点が…」
盛岡「気になるもくそもあるかよ!!部屋は密室!その上、鍵は部屋に散らばってたノートの下にあったんだろ?もし犯人がいたんなら、鍵をどーやって掛けたっていうんだ?」
横溝「だからそれを今考えて…」
細矢「すみませんが私は明日朝から用がありますのでこれで…」
白倉「じゃあ僕も…」
横溝「あ、ちょっと…」
博士(コナン)「ちょっとまつのじゃ!!」
横溝「は?」
博士「あ、いや…今のは…な、なんじゃわしの声を急に…」
A「わかったんですよ…密室を作り出したトリックが…ね…それに、それを実行した犯人さんもね!」
『な、なんだって!?』
A「博士とコナン君にちょっと手伝ってもらおうと思って私が博士に頼んだんですよ!皆さんに紛れて帰ろうとする犯人さんをとめてくださいってね!」
博士「お、おい新一くん、Aくん…」
コナン「いいから俺の声に合わせて…Aも頼んだぜ」
A「わかってるよ」
盛岡「ーったく…さっきから言ってるだろ?こりゃどー見たって…」
博士(コナン)「甘い甘い…これだから素人さんは困るのじゃ…」
盛岡「素人ってあんた…」
A「確かに部屋は密室でどう見ても事故にしか見えない…でもね、この世に不可能犯罪なんてないんですよ誰かがするから犯罪なんてものがあるのよ…」
博士(コナン)「留守番電話のカセットテープとチェスの駒を使えば…ものの見事に密室を完成させることができるのじゃ!!!」
盛岡「カ、カセットテープと…」
横溝「チェスの駒…?」
博士「ホ、ホントかね?」
コナン「バーロチラチラ見てんじゃねーよ…もっと探偵らしくAみたいに堂々と…」
哀「論より証拠…やってみせてもらおうじゃない?あなた達が頭の中で描いた空想のトリックを今ここで…」
A「望むとこさ!今から再現するつもりだし…」
博士「ほ、本当に大丈夫か?」
コナン「ああ俺とAを信じろ…100%成功する!!」
白瀬「すみません携帯電話、持ってませんか?」
警官「ああ、持ってるけど…」
コナン「その手袋も貸して!」
警官「白瀬さん!カセットテープです!」
A「ありがとうございます!」
横溝「い、いつのまに…」
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作者名:時雨 | 作成日時:2017年11月25日 10時