事件79 ページ32
A「…それでー…見てくださいこの電話!床に落ちてますよね?」
博士「それならきっとその電話台が本棚と一緒に倒れたからじゃあ…」
コナン「だったらなんで受話器が外れてねーんだ?」
A「電話をひっくり返し、上に本を被せて偽装してますけど、これは誰かが作為的に部屋を散らかした跡です…」
博士「 じゃ、じゃあまさか殺人…」
横溝「ま、待ってください…そうだとするとこれは…密室殺人って事になりますよ!!」
『み、密室殺人!?』
A「そう…密室殺人…またも不可能犯罪…ってね……」
広田妻「じゃあ誰が?誰が、主人を!?」
横溝「奥さん落ち着いて…今夜、ご主人に会いに来た不審な人物とかいなかったんですか?」
広田妻「お客はその人と白瀬さんを含めて3、4人来ていたみたいですけど…」
A「ああ…私は探偵の白瀬Aです。この人は私の親戚の阿笠博士ですよ」
博士「ワシたちの知り合いが間違えて広田教授に自分のフロッピーを渡してしまったというんで、それを返しに来てもらいに来ただけじゃ!じゃからきっと、あのコンピューターの横に…」
カチャカチャ
哀「なくなってるわよフロッピーディスク…全てごっそり…」
博士「え?」
哀「この分じゃコンピューター内のデータも消されているかも…」
横溝「な、なんですかあの少女!?」
博士「あ、あの子も親戚でして…とにかくワシらは無関係!子供と探偵連れで人殺しに来るバカはおらんじゃろ?」
横溝「確かに…」
その後暫くコソコソ哀ちゃんと新一が話していた
…聞いてると黒の組織の連中の仕業だとかまだ断定するのは早いとかで話していたようだ…
A「まずは今夜ここに来た人たちの話を聞いてからね?」
コナン「ああ…」
横溝「え?町内会の会合に行かれていたんですか?」
広田妻「ええ…近所の奥様と八時から十一時までの三時間」
横溝「じゃあ奥さんは今夜、ご主人に会いに来た客を見ていないんですね?」
広田妻「いえ…最初に来られた方とはお会いしました…丁度、私達が出かける時で主人は教え子だと言ってました…名前は確か『細矢』さんって…」
横溝「よーし!広田教授の生徒で今夜このへ来た『細矢』という人物を連れてきてくれ!」
警官「はっ!」
横溝「そのほかに来た客の名前はわかりませんか?」
広田妻「さぁ…出かける前にお電話をいただいた白瀬さんと阿笠さんの他にはちょっと…主人は教え子が来ると言ってただけでしたので…」
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作者名:時雨 | 作成日時:2017年11月25日 10時