事件61 ページ13
不動産屋「でも刷ってるのはニセ札じゃなく、この町の情報誌…いくらなんでも交番の横じゃ刷らねーよ」
歩美「……ねえ…その新聞社ってもしかして…」
光彦「で、でも漱石とは何の関係も…」
A/コナン『石に漱ぎ流れに枕す…』
『え?』
コナン「漱石がその名の由来にした有名な故事だ…」
A「意味は"偏屈"…普通、水の流れで口をすすぎ、石を枕にするでしょ?それを、逆にするって事は相当な変わり者ってことよ…」
コナン「そう…普通、ニセ札を作るのなら、人目を避けて町外れにしたくなるが…奴らはあえて賑やかな駅前の、しかも交番の横に拠点を置いたんだ!」
A「一見、偏屈な変わり者の行為に見えるけど、警察の盲点をつくにはうってつけの場所!俊也君のお兄さんはきっとこのことを伝えたくて電話でそう言ったのよ!」
俊也「じゃあお兄ちゃんは…」
コナン「ああ、オレとA姉ちゃんの推理通りなら…」
A「おそらくあの新聞社の中に…」
元太「だからさっきから言ってんだろ?隣の新聞社の奴らはこいつの兄ちゃんさらって、ニセ札作ってるってよー!!」
警官1「ぷっ…プハハハハ!!」
警官2「コラ!ギャング映画の観すぎだぞボウズ!!…イタズラがすぎるぞ!」
歩美「ホントにホントよ!!」
光彦「信じてくださいよ〜!!」
ガキと高校生一人じゃ信じてもらえないよな〜…私いても無理とか…高校生に見えないか!?
いや、そんな筈はないし…んーでもー!!
あ!そうだ!!
A「コナンくん…ちょっと目暮警部に電話してくるね(ボソッ)」
コナン「俺も行く…(ボソッ)…おい、オメーらそこから絶対動くんじゃねーぞ!」
A「絶対によ!!」
歩美「コ、コナン君とAお姉さん!?」
光彦「また二人でですか…それに、動くなって言われると…」
元太「動きたくなっちゃうよな…」
・
・
・
目暮「なに!?ニセ札!?本当かねAくん!?」
ところかわって公衆電話。
目暮警部に電話しているところだ
…新一としてコナンくんにかけさせるのもアリだったけど、わざわざそうするのもめんどくさいしな!
A「はい…まだ確証はありませんがおそらく…それに、突入する際は要注意でお願いします…犯人は人質を盾にする可能性がありますので!」
ガチャ
コナン「かかったか??」
A「うん…」
コナン(そういえば前に…前に一人)
コナンはとある人を思い出していた…
137人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:時雨 | 作成日時:2017年11月25日 10時