事件60 ページ12
A/コナン『み、みんな!?/お、おまえら!?』
元太「いつもいつも同じ手にのるかよ!」
光彦「ぬけがけは君の得意技ですからね!何より白瀬さんまで酷いですよ!」
A「ウッ…ごめんね?」
コナン「で、でも…どうしてここが?」
光彦「灰原さんに言われて君のあとをつけて来たんですよ!」
歩美「コナン君とAお姉さんは、私達を追っ払って二人で追跡する気だからって…ね!」
『へー…』
やっぱり、哀ちゃん…ねえ…
俊也「あのーこの辺に小説家の人、住んでませんか?」
コナン「小説家?」
A「なにそれ?」
俊也「お兄ちゃん、いなくなったあと、1度だけ家に電話して来たんだ…
電話とったのウチのおばーちゃんなんだけど…耳が遠いし、お兄ちゃん早口で何言ってるかわかんなくて…ちゃんと聞きとれたのは…
"漱石みたいな人達といっしょにいる"って言葉だけだったって…」
コナン「漱石…」
A「…みたいな?」
光彦「その事、警察の人にいったんですか?」
俊也「いったよ!でも、いくら捜してもそんな人いないから…おばーちゃんの聞き間違いか、イタズラ電話だったんじゃないかって…」
歩美「でも、お兄さんって漱石って人のファンなんでしょ?」
元太「だったら心配ねーんじゃねーの?」
俊也「でも…お兄ちゃんの声震えてて、途中の電話を切られちゃったって、おばーちゃんが…」
なるほ〜やつらの目を盗んで電話したけど見つかって切られちゃったのか!
不動産屋「そーいやー漱石似の男なら、この近くに住んでるぞ!」
元太「え?」
不動産屋「角の本屋の店長なんだが、渾名が"千円札"っていってな…」
『そ…それだ!!』
店長「ふざけるな!!何がニセ札だ!!!とっとと出てけ!!」
不動産屋「だからやめなっていったろ?」
元太「なんだよあのおっさん!!」
光彦「怪しいですね…」
A「…どこがよ…似てるだけじゃない笑それにあの人も本屋も無関係よ…」
コナン「本の倉庫も調べたけど、ニセ札を刷るための印刷機はなかったよ…」
不動産屋「印刷機っていやー駅前の新聞社がこないだ新しいヤツ入れてたなぁ」
コナン「新聞社?」
不動産屋「ホラ、交番の横のビルの3階にある新聞社だよ…あそこも二年前にウチが扱った物件さ!」
A「その人達ってどんな人でしたか?」
不動産屋「いつも横の広い黒い帽子をかぶった女社長がやってる小さな新聞社さ!」
え!?
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作者名:時雨 | 作成日時:2017年11月25日 10時