一本目の矢。ー出会い編ー ページ3
寒い冬の始まりを告げるように風が吹く稲妻町の中心にある雷門中学校。
今日はその雷門中に転校生が来ることでクラス内はその話で持ち切りだ。
「うぅん…さみー…。」
関係なさそうに寒そうに身体を縮こませ、自身の腕を組んで顔を埋もれさせて机に伏せている少年が1人。
後にサッカー部を日本一に導く少年、円堂守。
キーンコーンカーンコーン、と朝の会が始まる合図がなった。
ｶﾞﾗﾗﾗｯ…と突然開いた扉。
このクラスの担任の先生がやってきた。
「みんなー、席についてー。転校生を紹介するわよー。」
黒板に今から入ってくる転校生の名前を書く担任に生徒は質問を投げかける。
「せんせー！転校生は女ですかー？男ですかー？」
「ふふふふ、それはあなたたちの目で見てからのお楽しみよ。
私その子に惚れちゃったわ。」
「おい先生まじかよ、犯罪に手を…！」
「うるさいわよー。 でもこれは本当よ。気をつけてね？」
「だ、男子かなっ！？」
「はぁ？そこは女子だろ！」
「はいはい、静かにしなさい。
さぁ、氷ヶ矢くん。入ってきて。」
担任が合図をすると、また扉が開いた。クラス全員はその扉に注目した。
入ってきたのは、平均より少し高い身長、ふんわりとした色素の薄い肩につくかつかないかの髪、少々垂れ目な水色の瞳、白い肌、整った顔の少年。
「氷ヶ矢 Aです。木戸川清修から来ました。よろしくお願いします。」
にこり、柔らかい微笑みを浮かべた転校生＿＿氷ヶ矢 Aの微笑みで、クラスの女子はほぼ全員は顔を紅く染めたと言ってもいいだろう。
早速、入ってきた顔の整った氷ヶ矢に好意を持ったのだった。
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しぐれ(プロフ) - メルさん» ありがとうございます！頑張ります…！！！ (2022年8月8日 21時) (
レス) id: 62487e5d19 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ(プロフ) - 月夜 黒輝さん» 自分も対になる関係大好きです ﾍﾍっ！！ありがとうございます…！ (2022年8月8日 21時) (レス) id: 62487e5d19 (このIDを非表示/違反報告)
メル - これからの展開が楽しみです！応援してます！頑張ってください！ (2022年8月4日 22時) (レス) id: eb7870cb0c (このIDを非表示/違反報告)
月夜 黒輝(プロフ) - ふぉぉぉおおお 良いですね対になる関係、大好物です！更新できる時でいいので頑張って下さい！待ってます!! (2019年3月30日 5時) (レス) id: 7066949ba0 (このIDを非表示/違反報告)
しぐれ(プロフ) - ゆっきーさん» 長らくお待たせしてすみません…！頑張ります！ (2018年10月24日 21時) (レス) id: 1d4791c245 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぐれ | 作成日時：2018年8月25日 21時
