六話 ページ7
とある町にて。
なぜか食べ物のことで喧嘩を始めるリナ達。そしてゼロスはそれを愉快そうに眺める。
「……ふー、どうします？魔族の気配しますけど」
「リナさん達が危険になったら何とかしますよ」
「それまで見てるんですか？何で？」
「その方が面白いからです♪」
「……」
そうだった、こういうやつだった。
「さて、僕らも何か食べに行きます？」
「まさか兄様、私に奢らせるんですか？」
「それでいいんでしたら。」
……。
「……まあ、どうせホットミルクしか飲まないでしょうし、そのくらいいいですよ」
「ありがとうございます♪」
その後、リナ達が事情を聞きに行った。
「……暇ですね」
「ですねえ……やっぱり引っかき回しに行きましょうか」
「……兄様って悪趣味ですよね」
「魔族に悪趣味も何もありますか？」
「そうですけど……」
次の日、ハルシフォムの屋敷に行くリナ達。隠れながら話を聞く。
「没収されたハルシフォムの屋敷か……良い目の付け所だな」
「そうか？何でここが」
「魔獣の被害の真っ只中にあって、ここの一角だけ見事に無傷ってのは、
はっきし言って不自然じゃない？勘だけって言われりゃそうだけどさ」
ガウリイが屋敷を見やった。そして、眉根を寄せる。
「いや、当たってそうだぜ、その勘。」
「そんなとこに隠れてないで、出てらっしゃい！」
中に入れば、そこには……。
「……え？」
「えーい、おのれ……」
「うぅ……」
「タリムとデイミア……あんた達一体っ！」
彼らが石化しかけた状態でそこにいた。
「身の程知らずに、私を追放になどするからです。」
ハルシフォムはそう言うなりリナたちに魔法を飛ばす。
リナが即座にファイア・ボールで相殺した。
「流石、私の邪魔をして下さっただけのことはあって、腕は確かですね。」
「アイツだ！アイツがハルシフォムだ！」
「はじめまして。もっとも私は、私の計画を潰そうとしたあなた方の顔、良く存じていますがね」
「なるほど。あの趣味の悪いのが、あんたの復讐って訳」
「ふふふふっ」
「ちょっと待ったーーーっ！リナさん、この人ニセモノかもしれません！」
「ええっ！？」
「天の道理に背き、世を騒がす極悪人は大抵黒い服を着ているもんです！」
アメリアがハルシフォムを指差す。
彼女の頭にゼルガディスの拳が落ちた。
「いったぁーい……」
それを見ているゼロスは声を出さずに爆笑している。趣味が悪い。
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＊イクス＊(プロフ) - 映城梨歩さん» ありがとうございます！新作楽しみですよね〜！はい、これからも頑張らせていただきますので、応援よろしくお願いいたします！ (2018年1月28日 20時) (
レス) id: f0dded1a27 (このIDを非表示/違反報告)
映城梨歩 - 読みやすく、スレイヤーズの独特な感じが出ていて素敵です〜！新作も出るとのことなのでまた盛り上がれば良いですね！更新頑張ってください！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: ab0a27a2a8 (このIDを非表示/違反報告)
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