悲しい少女の温かな恋 2 (ページ42)

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はちじゅうきゅう！ページ42

sha side

ゾムを止めたはいいものの、ライカがオレらの事を顔整ってると思っていたという事実に声も出ない。

ゾムがそれに気づいてニヤニヤしてくるのが腹立つ。

「シャオロン嬉しいんかぁ…？ん〜？そらぁ嬉しいよなぁ？」

「うっせぇ。お前も嬉しいんやろ、顔ニヤけとるぞ」

「うっそ…。見ぃひんといて…てか、お前もやん！」

「知っとるわ黙れ下さい」

ライカに聞こえないよう言い合いをしていたがお互いに顔の赤さを指摘されて黙り込む羽目になった。

何も言えないオレらに代わってチーノが言った。

「…で、アスレ対決するんですよね？」

ライカが、ハテナ？という顔をする。

こいつ聞いてなかったな。

『ほらほら、やりましょーよ』

だが話を逸らすのに最適と思ったらしく、顔を手で扇ぎながらスタートラインにならぶライカ。

ラッダァ(先生)が、そこに追い打ちをかけた。

「えー！もっと褒めて☆」

『ラッダァ先生忘れてください！！』

うあぁ…とライカが小さくなった。

かわいい