検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:963 hit

はちじゅうに! ページ35

くらんくらんと頭が揺れる。


誰かに雑に背負われているようだ。


こっちはお腹いっぱいで吐きそうだっていうのに。


暫くするとどさっと投げるように降ろされた。


『おぇ…』


「は?!起きてたのかよ…吐くな吐くな!!」


背負ってくれていたのはDクラスの子の1人だった。


ぶつくさ文句を言いながらも袋を片手に背中を擦ってくれている。


話によると、シャオロンは調子に乗って新聞師団に写真をいっぱい取ってもらっているらしい。


あいつめ…


私以外の人は運ばれたが、何故か私だけスルーされたらしい


悲しいね。


それを考えるとこの子には感謝しないとだよ!!


まずはお名前!


『えーと、貴方のお名前はなんですのん?』


「あー…ライファウだ。フィリア・ライファウ。」


『私はライカ。知ってるよね』


もちろんだと言うようにライファウは頷いた。


『ここまで運んでくれてありがと。お礼がしたいからなにか欲しいもの言って!大体あげられるよ!』


「そうだったわこいつ理事長の孫だった」


流石次元が違うと拍手をしている。


なんか小馬鹿にされている気がするけどそれは置いとこう。


『で!何がほしい?』


「えー…何がほしいと言われましても…」


急には思いつかねぇよ、とライファウが呟く。


流石にそうだよねぇ、欲しいものいっぱいあると決めらんないし、無かったら無かったで決まんないし…


『よし!じゃあ決まったら連絡してね!ほれ、私の連絡先』


ピロン、と連絡先を交換する。


「え、?あー…うん、分かった」


『じゃ、寝たいからばいばい』


「は?」


取り敢えず吐き気は収まったので体を休めたい。


ライファウを追い出して眠りについた。

はちじゅうさん!→←はちじゅういち!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:魔入間 , 魔主役 , 微ぷよぷよ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アスルル | 作成日時:2024年1月5日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。