悲しい少女の温かな恋 2 (ページ28)

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ななじゅうご！ページ28

sha side

『私は、強い(天才児)ってわけ。』

ライカの力強く美しい声があたりに響く。

バチバチと魔力が溢れ反発しそうになっているのがよく分かる。

なんで全く違う魔力同士がくっついているのか分からへん。

ブルシェンコ先生も驚いたように眉を上げ口を開いとる。

そして、ライカはボールを投げる。

ボールは風に乗ってとんでもない角度で曲がったり止まったりしている。

逃げようとしたものの足元の地面が盛り上がり、躓かせる。

ボールを取ろうとするものは、頭上に炎か氷が浮かび、驚きボールを取り損なる。

ドドドド…とすごい勢いでヒトが当てられてく。

「…レイラー以外は全員外野だ。」

ブルシェンコ先生が静かに言い、皆それに従って動いてった｡

相手チームには変なポーズを取った大先生だけが残った。

…トントンが、オレが不甲斐ないから負けた…！などと言っている。

敵ながら信用がないやつだなw

しかし、大先生は不敵な笑みを浮かべたまま動かない。

これは…なんか仕掛けてくるな？

んふふふ…楽しみやなぁ？