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星空の夜2 ページ3

アーヤside

「立花、送ってぐ」

そう言ってくれたのは上杉君。あ、星空旅館のこと話したいし、送ってもらおうかな。

「ありがと。じゃあお願い(ニコッ)」

「ん、行こうぜ」

あれ?今、上杉君の顔が微妙に赤かったような……。もしかして熱あるのかな!?


そう思って、上杉君の額に私の額をくっつけた。


「んーー、熱はないかな?」

確認してから、2人で私の家まで歩き出した。
あっ、そうだ。上杉君に星空旅館のこと聞かなきゃ!

「あの」
「あのさ」

「あっ、先いいぞ」

やっぱり上杉君優しいな〜。

「じゃ、お言葉に甘えて。あのさ、上杉君って、星空旅館にいったことがあるんでしょ?」

これを聞いたのは、もしも同じ日に行ってたら、あの子のこと聞こうと思ったから。そう_私の好きな人。

「ん、ある。立花もあるんだろ?」

「うん、あるよ。ちなみにそれっていつ行ったの……?」

上杉君は少し考えている様子で、下を向いていた。すると、ふと顔を上げて柔らかい笑みを浮かべている。

「5年前の7月。あの時、あいつに会ったんだ……」

そう言う上杉君は笑っていたが、瞳の奥ではひどく切なさそうな顔をしていた。


5年前の7月……私があの子に会ったときと同じだ……。

「私もその時いったよ!星空が綺麗な夜に_」



そう、あの日は4年に一度の星が綺麗に見える日だった。

あの男の子の笑顔も、綺麗だったな_。

「そうか。もしかしたらあってたのかもな。俺らまだ知り合ってなかったし、気づかなかったのかも」


そっか、まだあってなかったのか…。あの日の1か月後位に会ったんだよね。でも、活動中いつもこのことが忘れられなかったな。


「私ね、会いたい人が居るんだ_。笑顔が綺麗な男の子に」

上杉君は、一瞬驚いた顔をしてから口を開いた。

「俺も。そいつはすっごくドジな女だった_」


そうなんだ…会えるといいな。


あの子は一体何をしているのだろう?
覚えてないかもしれないし、迷惑だと思うけど、私は_貴方を探し続けるから_。

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mayu - 推しの上杉君とあーやだったからサイコー過ぎでした。早く続きが見たいです!! (2019年5月20日 23時) (レス) id: c3d92851e0 (このIDを非表示/違反報告)
Natuki - 上杉君カッコイイですいろいろ忙しいと思いますが頑張ってください応援しています (2018年8月24日 7時) (レス) id: fa082eb104 (このIDを非表示/違反報告)
あや - めちゃ面白いです!上杉君かっこよ!続いてくれたら嬉しいです!! (2018年8月17日 0時) (レス) id: 8c45a24f9f (このIDを非表示/違反報告)
みな・もえ - わ、昨日とのさがすごい (2018年1月29日 22時) (レス) id: 13f50678a4 (このIDを非表示/違反報告)
みな・もえ - ゆいさん» わぁ!ありがと( ´艸`) (2018年1月29日 18時) (レス) id: 13f50678a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みな・もえ | 作成日時:2018年1月22日 20時

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