星空の夜15 ページ17
アーヤside
はぁー、ご飯美味しかったなぁ!
もう、すっかり暗くなっちゃったな。まだ会えてないのに……………。
「立花、展望台…行かね?」
え?展望台ってあの時行ったとこ………あいたい。行きたい_。
「うん、行く!行きたい」
若武達にみつからないように、こっそり旅館を抜け出した。
「寒いだろ。これ、着てていいから」
そう言って、上杉君が着ていたパーカーを羽織らせてくれる。
「ん、ありがとう……」
展望台に着いたその瞬間、私は胸を打たれた。
そこには、あの時と同じような奇麗な星空が広がっていたから____。
「ねぇ_上杉君。私、会いたい人が居るって言ってたでしょ?その子に会えるかなって思ったんだけど、やっぱり見つからなかった_」
「俺も_。だからここに来れば居ると思ってきた。あいつに」
もう___言ってもいいよね?
和君とのこと。あのときのこと。
我慢できないから………。
「私が会いたい人の名前は_和君」
すると、上杉君はすごく驚いた顔で口を開く。
「もしかして____彩?」
待って、上杉君__。いや、違う!和君なの!?
「えっと_和君!?」
「なんだよ。ずっとそばに居たじゃん。覚えててくれたんだな」
笑顔で言う彼は、5年前の面影がある。
バカだな、私____。
「そうだね__。ねぇ、和君…あの私_」
和君が上杉君だと分かった今、伝えたい。
“好きです”
って。
ただそれだけ____叶わなくても___
「はぁ、そっから先は俺に言わせろよ。彩、好きだ。俺と付き合って下さい」
嘘………でしょ?
上杉君_和君が私のことを?
あの時ドキドキしたのは、和君だったから…。
KZは大事。でも、それ以上に大事なのは____
「私も、ずっと好きでした。私でよければ、付き合って下さい」
そう、答は一つだけ___。
あの日誓ったことを今、繰り返している_。
「彩、すっげー嬉しい。ありがとな」
私達は、向かい合ってほほえみ合う。
2人の距離がだんだん近づいてゆく……。
そして、私達は満点の星空の下でそっとキスをした…………。
誰も知らないこの物語_。
このことは、星空だけが知っている___。
作者より
えー本当はここで完結なんですが、ラブラブな2人の様子を書きたいので、続けます!もしかしたらたくさん続くかも………。これからも、駄作者みな・もえをよろしくお願いします!
次回からラブラブな2人がみられますε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mayu - 推しの上杉君とあーやだったからサイコー過ぎでした。早く続きが見たいです!! (2019年5月20日 23時) (レス) id: c3d92851e0 (このIDを非表示/違反報告)
Natuki - 上杉君カッコイイですいろいろ忙しいと思いますが頑張ってください応援しています (2018年8月24日 7時) (レス) id: fa082eb104 (このIDを非表示/違反報告)
あや - めちゃ面白いです!上杉君かっこよ!続いてくれたら嬉しいです!! (2018年8月17日 0時) (レス) id: 8c45a24f9f (このIDを非表示/違反報告)
みな・もえ - わ、昨日とのさがすごい (2018年1月29日 22時) (レス) id: 13f50678a4 (このIDを非表示/違反報告)
みな・もえ - ゆいさん» わぁ!ありがと( ´艸`) (2018年1月29日 18時) (レス) id: 13f50678a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みな・もえ | 作成日時:2018年1月22日 20時