マサイくんとの未来 (ページ1)

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皆の協力ページ1

弥生 Side

結愛が産まれて約１か月。
退院して家に戻って来てから、３時間おきに泣き出して、母乳をあげている。おまけに、おむつを替えたりと休む暇が無い。

結愛がやっと眠ったから、今のうちに洗濯物片付けて…
乾燥機の中の物を籠に入れて、結愛を寝かせているリビングへ。

―ドサッ！―

Masai Side

リビングで作業をしていると、洗濯籠をドサッと落とす弥生が…
結愛が産まれてから、育児に疲れてきているみたいで、機嫌が悪い事がある。
それでも、文句一つ言わずにやっている姿は凄いと思う。

でも、流石にこのままだと壊れちゃうな。

マサイ：「弥生。」
弥生：「何？」
マサイ：「ちょっとここに座って。」

弥生をソファーに浅く座らせ、その後ろに俺が入り、バックハグをする。
前々から、弥生が好きって言ってたうちの一つ。
弥生の頭をポンポンと優しく撫でながら話した。

マサイ：「いつも、結愛のお世話と家の事やってくれてありがとな。」
弥生：「どうしたの？」

マサイ：「結愛が産まれても、俺の仕事に支障が出ないようにって動いてくれるの本当に助かってる。」
弥生：「うん。」

マサイ：「でもさ、弥生ばっか頑張るのは違うと思うんだよね。」
弥生：「…」

マサイ：「夕方さぁ、結愛を風呂に入れるじゃん。で、授乳した後、結愛ちょっと長く寝る事が多いだろ？」
弥生：「そうだね。」

マサイ：「その時間にさ、弥生も昼寝したらどう？まぁ、昼じゃねぇけど…その時間位からメンバーが来るし。」
弥生：「…いいの？」

マサイ：「前に言ったろ？結愛には父親が７人いるんだって。母親の弥生にしか、出来ない事は沢山あるけど…」
弥生：「ありがとう。…ゴメンね…」

弥生が泣き出してしまった。
俺はギュっと抱きしめた。