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悟「……そろそろか」


神社を抜けると大きな洞窟があった。

ここは、パワースポットとして有名らしい。




「キャッー!」




すると、いきなり女性の叫び声が洞窟の方から聞こえた。


傑「どうやら急いだ方が良さそうだね。」

悟「いくぞ。」

『はい』


3人で駆け出し、洞窟の奥の方に行くとヘドロのようなスライムのようなそんな形をした大きな呪霊が女性を食べようとしていた所だった。


僕は2人の盾なんだから2人のお手を煩わせる訳には行かない。


近距離戦は得意ではないけど……と思いながら一気に駆け出した。


"ンボォジョ〜ン"

「キャッ」


女性を掴んでいた手?触手?を呪具で切り落とすと呪霊は簡単に女性を離した。

……切り落とした手は簡単に治されたけど。


呪具を肩に掛けている鞄にしまい、女性に話しかける。


『お嬢さん、大丈夫ですか。歩けるならこの洞窟からなるべく離れた、人が多いところにでも逃げてください。』

「え…」

『…あの、お嬢さん?』

「………ご、ごめんなさい。…あの、す、少し足を挫いてしまって……」


さっきこの女性は肩の方から落ちたから足に怪我は無いと思ったけど…そうか、いつの間にか挫いていたのか。


「あの怪物はなんですか…?私、その…怖くて…貴方のお傍にいてもいいですか?」

……困ったな。この女性が近くにいると上手く戦えないかもしれない。

けど、足を挫いたなら無理に動かして悪化でもさせたら可哀想だ。


『……では、なるべく後ろに下がっていて下さい。』

「い、いや!私の傍にいてください!!」


呪霊と再戦しようとすると目をうるうるとさせた女性に自分の腕を両手で掴まれた。


悟「おいババァ。なにコイツに勝手に触ってんだよ。その汚ぇもん押し付けてんじゃねぇよ。」

傑「悟、言い方という物があるだろ?……おばさん。その汚い手でAに触らないで貰えますか?」


それを見てガンを飛ばしながら歩いてきた2人に女性は一瞬だけたじろいだ。


「ば、ババァ!?」

『……怖いのはわかります。僕が祓って来るのでここで待っていてください。』

「…はい。」








悟「……先にあのババァ殺すか」

傑「それも良いかもね。」

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終わりの芝生(プロフ) - きゃんでぃべあさん» 夏油くんなら真顔で人の精神余裕で抉ること言ってきそうだなって思ったので……ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 成瀬さん» ありがとうございます!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - トサカ頭に悪い奴はいないさん» うわぁ!嬉しい!!ありがとうございます!!頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
終わりの芝生(プロフ) - 黒猫静さん» ありがとうございます!神だなんてとんでもない笑頑張ります! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 7df2fd8f18 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんでぃべあ(プロフ) - 夏油くんのぶりっ子ちゃんに対しての言葉が面白かったです(笑)ストーリー性めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2021年1月10日 18時) (レス) id: f7948ae81a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:終わりの芝生 | 作成日時:2020年12月30日 13時

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