今日:29 hit、昨日:27 hit、合計:5,564 hit
小｜中｜大
10 ページ21
A
「私と同じ髪色と瞳なのに、貴方の方がずっと綺麗。」
リヴァイ
「あ？」
A
「こんなに綺麗な黒髪と黒い瞳初めて見たから。」
ゴロツキだっていうから身構えていたのに。
自分でも理解できない何かが、暗闇から射す光のような。
言葉では言い表せない…。
かき消すように彼の頬にハンカチを添えた。
リヴァイ
「慣れてる、そんな事しなくていい。」
A
「私がしたい。」
リヴァイ
「お前のハンカチが汚れる、そんなのに使うな。」
A
「だから私が貴方に使いたいから使うの。変な優しさは要りません。」
途端に目を少し見開く彼。
されるがままの彼は何だか捨てられた猫みたい。
リヴァイ
「…拘束外せば逃げるかもしんねえぞ。」
A
「逃げないって知ってるよ。」
立ち上がらせるため手を握って階段を駆け上がる。
ほら、だってすぐそこに待ってる。
彼らにとっての " 自由 " が。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃむねこ | 作成日時：2023年11月18日 19時
