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顔の赤みもだいぶ引いて海青くんたちの収録が始まる前に控え室に戻ることにした。
かなり心配されたけど、何かあったらすぐ連絡すると約束してみんなと別れた。
佐々木さんが話しかけてくるたびに逃げ出したくなったけど、女優白川A自身を演じて耐えるしかなかった。
ドラマの撮影だってNGを出すことなく終了したし、ラジオのときだってCMに入った時 今日も絶好調だね、なんて言われるくらい私は 白川Aになりきれていた。
あとは帰るだけ、無事 家に着けたらアキラくんに電話して社長に言ってもらって…、担当がこの人じゃ無くなればもうそれで良い。
あともう少し、もう少し頑張ればそれで終わる…。
佐々木「Aさん、着きましたよ。ずっと寝られてましたけどお疲れですか?」
『今日もありがとうございました。そうですね、ちょっと疲れました(笑)』
佐々木「今日、例の日ですよね。一緒にポスト確認しましょうか?」
楽しそうな口調が抑えきれてないその言葉にゾッとした。
あぁ…、もう確信した。
この人だ。絶対この人がストーカーだ。
この人、私がどんな反応するか見たいんだ。
『大丈夫です。あんな手紙 気にしたことないんで。では、お疲れ様でした。』
佐々木さんが何か言いかけたけど、それを聞かずに車から降りて早歩きでエントランスを駆け抜けた。
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makana(プロフ) - sakuさん» 海青くんのまじで少ないですよね!!もう自分で書いちゃえってなって書きはじめちゃいましたもん(笑)更新頑張るので楽しみにしていてください🙏✨ (2022年10月6日 17時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
saku(プロフ) - はじめまして。海青くんの小説あまり出会わなかったのですが、面白くて時折ニヤニヤとしながら読んでいました😄続きを楽しみにしてます! (2022年10月6日 10時) (レス) @page17 id: 1a1d53f4b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:makana | 作成日時:2022年10月5日 22時