おとなりさん《K.Takechi》

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海青「お邪魔、します。ほんまにえぇの？入って。」



『昨日入ったんじゃないの？』



海青「いや玄関までな？さすがに部屋の中には恐れ多くて入れんかった。」



『そうなんだ…、でもごめんね？怖いから私の前歩いて下さい(笑)』



海青「がちのボディーガードさせるやん(笑)」






仕方ないな、とずんずんと歩き進んでいく海青くんの後ろからひょこひょことついて行く。


私、ほんとに海青くんの雛鳥かも。







海青「キモいこと言ってい？」



『え？』



海青「Aちゃんのブログに載っとったソファとかクッションとかほんまにある！って感動なんやけど。あの壁にかけてある服も見たことある。」



『クッション3つあるし、ひとつあげようか？』



海青「え！、まじ！？」



『全然良いよ？服はさすがに着れないだろうからあげられなけど(笑)』



海青「俺がAちゃんの服着たらただの変態やん。」



『…変態……、』



海青「いや、俺変態やないから！」



『むっつりだもんね。』



海青「はぁ？むっつりやないし、なんならオープンやわ！」



『それもそれでどうなの？(笑) てか、なんかめっちゃビビってたけど案外大丈夫かも。着替えてくるからクッションどれにするか選んでソファ座って待っててね？』



海青「ぉん、分かった。」



『……覗かないでね？(笑)』



海青「覗くか！！！」




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