ボーダー最強のシューターは小学生！？【ワールドトリガー】

35話目です ページ36

貴方said

迅「よっ、ぼんちあげ食う？」

私が屋上にいると後ろから話しかけられた

『迅さん、お久しぶりですね』

実は迅さんとは黒トリガー強奪戦の次の日に話した後からは一度も会ってなかった、同じ支部なのに………

迅「だな、なんか知らないけど会わなかったしな」

『アハハ、迅さんならサイドエフェクト使えば会えたんじゃないですか？』

迅「それを言うならAだってサイドエフェクト使えば会えただろ？」

『ごもっともですね』

迅「そうそう、あんま無理すんな、お前は一人じゃない」

迅さんがそういいながら私の頭を撫でる

『迅さんは知ってるんですか？』

もしかしたらサイドエフェクトで視えてたのかな？と思い聞いてみる

迅「…………実を言うとな、お前の母親、大丈夫じゃなかったんだろう？」

『はい、まぁ、よくなるどころか悪化してるって今日言われて……今日はスズランとクロッカスの花置いて帰ってきちゃったんですけど』

迅「そっか、そう言えば小南がAが珍しく花言葉関係なしに花買ってきたって驚いてたけど」

『嘘ですよ、私が本当にそんなことするわけないじゃないですか、私にとって花は自分の気持ちを人に伝えるための道具みたいなものなんですから』

迅さんは私の過去も私が自分の気持ちを花にこめる理由もすべて知ってるだからかな？なんか悲しそうな顔をしてる

迅「俺はお前が花に気持ちをこめる理由も知ってるけどそろそろ自分の口から言っても平気だと思うぞ」

迅さんが頭を撫でてくれるとすごいおちつく

『そう、なんですけどね、まだ怖いんですよ、自分の口で言うのが』

自分の口から自分の気持ちを言おうとすると出てくるのは言葉ではなく過去の私の嫌な記憶の一部

『努力はしてるんですよ』

そう、私だって変わろうと努力はしている、ただそれでも変われないだけ

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