偽真実《捌拾》 ページ6
太「社長を殺す絶好の好機ですし、こちらには独斗君が居ますから」
福「あの黒髪の少年か…国木田の弟だという………」
太「ええ、独斗君は幹部であり監視官ですし、作戦を考えるのはポートマフィアのなかでは彼より良いものを作れる者はいないでしょう」
福「…………構成員同士で血を流し合わずにすむならば、それの方がよほど善い」
そう言って福沢はその場を立ち去った
そのすぐ後、国木田が目線だけを太宰に向け、冷や汗を流しながら問いかける
国「………おい 太宰説明しろ マフィアの首領と…………密会だと?」
太「そうだよ 敦君の着想から豪く大事になったものだ 幾ら組合(ギルド)が最大の脅威になったとは云え……… 国「待て待て待て!」
国「何が何やら………第一 何故お前が密会の手筈を整えている?」
冷や汗を大量に流す国木田が太宰にさらに問いかけると、太宰はにっこり笑い人差し指をたてた
太「元マフィアだから」
もはや音譜がつきそうな勢いである
太「国木田君以外は皆知っているよ?」
国木田はというと…………話を聞いているのかいないのか、真っ白に硬直してしまっていた
太宰が席をたち、国木田の肩をつんとつつく
太「国木田君?」
バタァンとそれだけで勢いよく倒れた国木田
国木田にとってよほどショックだったのだろう
ラッキー文豪名言
死ぬということは、生きているよりいやなことです。けれども、喜んで死ぬことが出来れば、くだらなく生きているよりは幸福なことです 谷崎潤一郎
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huto(プロフ) - 今更読んだのですが、読み終わったとき涙腺崩壊でした。 (2021年2月27日 20時) (レス) id: adbf76b9c4 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮碧音(プロフ) - アポぱーいさん» ありがとうございます! (2018年8月21日 21時) (レス) id: 1d0f2959ec (このIDを非表示/違反報告)
アポぱーい(プロフ) - ないたあ (2018年8月21日 20時) (レス) id: 49e63ddf78 (このIDを非表示/違反報告)
蒼眞凪(プロフ) - 幸瀬四葉さん» コメント、投票ありがとうございますそう言っていただけてうれしいです! (2016年8月9日 14時) (レス) id: 975f835996 (このIDを非表示/違反報告)
幸瀬四葉 - 1がいいです!とても面白いですね!もっと続きを読みたいです! (2016年8月9日 13時) (レス) id: 7bdf2e35d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宮碧音
作成日時:2016年8月6日 1時