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貴方side
『ほ、ほんとにするの？』
sya｢そういうルールでしょ？チョコの方がいい？｣
『…チョコのほうがいい』
sya｢いいよ、ん｣
チョコの方を私へと向けて彼が反対側を咥える
腹を決めるしかない
仕方なく差し出された方を咥える
意外とこうするとポッキー短い…
私が咥えたのを確認するとシャオは何の躊躇いもなしにどんどん食べ始める
対して私はあまりの近さに何もできなかった
私の後頭部へと彼の手が伸びてくる
もう数センチしか距離はなかった
彼の伏せてある、長いまつ毛がぐっと上がり、茶色の瞳とぱちりと目が合う
ほんのりと笑うと彼は一気に距離を詰めてくる
反射的に目を閉じるとほんの一瞬だけ、優しく触れるだけのキスをされる
すぐに後頭部から手は離され、彼も離れる
sya｢全然食べないじゃんA｣
『や、だって……』
頭が上手く働かない
顔にどんどん熱が集まるのだけがよく理解できた
sya｢めっちゃ顔、赤いね｣
『っ、誰のせいだと…』
sya｢俺のせい？｣
『…うるさい』
sya｢ごめんごめん｣
彼はまた笑って軽く謝る
sya｢もう1回しちゃう？｣
『しない！…恥ずいから』
sya｢はいはい｣
その後、家まで送ってもらい、また明日と何事もなかったかのように別れを告げる
母｢おかえりーA。遅かったね｣
『え、あー…うん。ちょっと遊びすぎちゃって…』
母｢ま、夏休み最後の日だからね。今日は仕方ないね。夕飯は？｣
『食べるよ…荷物だけ置いてくるね』
急いで自室に戻って、ぱたんと扉を閉め、ずるずるとその場に座り込む
唇に触れるとまた、あの時の熱が顔に戻ってくるような気がした
『何なの、ほんとに……』
そう独りごちった言葉は静かに部屋の中に消えていった
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あんです - 是非是非！ (2021年7月21日 10時) (
レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - あんですさん» あんですさん、コメントありがとうございます！実は次作品syaルートでいこうかと思っているのでもしよければお立ち寄りください…！！ (2021年7月20日 12時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
あんです - チノ推しにもなりそうだし、シャオ推しにもなりそうです。 (2021年7月20日 12時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - 紫狐 sikiさん» 紫狐 sikiさんコメントありがとうございます！理想の理想を詰め込みました、！！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
紫狐 siki - 甘酸っぺぇ...こんな青春してぇよ... (2021年7月4日 19時) (レス) id: c31e34af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2021年6月5日 18時
