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貴方side
チーノくんが応援席の方へと戻り、シャオと共にプレハブの得点板のとこへまた戻る
お互い無言のまま、また並んで校庭を眺める
初夏の少しばかり暑い風が室内へと流れ込んでくる
『…あー、シャオ。ファンタいる？今日は仕方なーく私が奢ってあげる』
ぽいっとさっき買った缶を彼の方へ投げる
彼は何も言わずそれを受け取り、開けて数口飲む
私も缶ジュースに口をつけた
sya｢A｣
『ん？』
sya｢…ごめんな｣
『…謝らなくても』
sya｢迷惑やったよな。ごめん｣
風で彼のさらさらとした茶髪が靡き、横からちらりと見た程度では彼の表情は読み取れない
『大丈夫、迷惑じゃないよ。びっくりはしたけどね』
sya｢…ほんま優しいねAは｣
『優しくないよ』
ぐっとジュースを飲み干すと教室の角にあるゴミ箱にぽんっと投げ入れる
彼もそれに倣うように缶を投げる
綺麗な弧を描いてゴミ箱に入った
『ナイスシュート』
sya｢そっちもね｣
そう言ったとこでぱちっと彼と目線がようやく合う
少し見つめあった後、2人とも同時に笑い出す
『んふふwシャオはそっちの方が似合ってるね』
sya｢そー？｣
『うん、笑顔の方がシャオって感じがする』
彼はぐーっと伸びをしてから吐き出すように呟く
sya｢Aに言われちゃあしょーがないなぁ…｣
『なにそれ』
sya｢なんでもいーじゃん｣
また彼は笑って、それでいて真剣な表情で私の方を向き直る
sya｢でもAのこと、諦めんからね。俺なりの方法で振り向かせるから｣
私はただただ顔が赤くなるのを感じるしか無かった
-*- -*- -*- -*- -*- -*- -*- -*--*- -*- -*- -*- -*-
(今更ながら狂気山脈再び、を見終えました。とりあえずカロパしたい)
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あんです - 是非是非！ (2021年7月21日 10時) (
レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - あんですさん» あんですさん、コメントありがとうございます！実は次作品syaルートでいこうかと思っているのでもしよければお立ち寄りください…！！ (2021年7月20日 12時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
あんです - チノ推しにもなりそうだし、シャオ推しにもなりそうです。 (2021年7月20日 12時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - 紫狐 sikiさん» 紫狐 sikiさんコメントありがとうございます！理想の理想を詰め込みました、！！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
紫狐 siki - 甘酸っぺぇ...こんな青春してぇよ... (2021年7月4日 19時) (レス) id: c31e34af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2021年6月5日 18時
