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貴方side
また2人でぼーっとグラウンドを眺めているとアナウンスで次は借り物競走だと流れてくる
sya｢借り物って誰か出るんやっけ？｣
『えーと、確かシッマかな』
sya｢あーあいつか｣
『見つけられるかな…』
ぐぐーっと目を凝らすが流石の人数でシッマがどこにいるかは分からなかった
どうせアナウンスで選手名を読む時がある
その時にまた見つければいいか
ぱんっと乾いた大きいピストルの音と共にレースがスタートする
sya｢今年のさ、お題知っとる？｣
『いや知らない、何があるの？』
sya｢なんかな、めっちゃやばいもんもあるらしいで｣
『まじ？』
sya｢おん、だってこれのカード作ったのオスマン先輩やで？｣
『あーー…お察し』
sya｢やろ？w｣
この高校は借り物といっておきながら、内容は借り人競走だった
校長とかクラス一可愛い子とか
まぁオスマン先輩なら多分漫画のような【好きな人】とか平然と入れてきそう…
『あ、チーノくんだ』
アナウンスで彼の名前が呼ばれる
よくよく目を凝らすとあの水色の髪を見つけられた
ピストルが発砲され、一斉に選手たちが走り出す
と、スマホが突然鳴り響いた
『誰？…ってチーノくん？』
sya｢あいつ、借り物してんとちゃうん？｣
『わかんない…』
ピッと応答ボタンを押して通話を繋ぐ
『はいはい、どうしたの？』
“cn｢先輩！今どこいますか？｣”
『私？今、プレハブの得点板のとこだけど…』
“cn｢わかりました！迎えに行きますね｣”
『え、ちょっ、！』
肝心の用件を聞く前に切られしまった
ツーツー、と切れた画面になったスマホを耳から離す
sya｢なに、どしたん？｣
『わかんない…なんか迎えに来るって…』
sya｢お題がAが当てはまるものだったんとちゃう？1個うえの先輩、とか｣
『そうなのかな』
1分も経たないうちにガラッと教室の扉が開かれ、息を切らしたチーノくんが現れた
cn｢シャオロンさん！A先輩のこと、借りますね！｣
sya｢ええよー｣
『チーノくん、お題なんなの？』
cn｢説明してる暇ないから走って！｣
『ええ、ちょっと！！』
がんばれー、と緩く手を振るシャオに見送られてゴールへと連れていかれる
｢お題の確認しまーす、見せてください｣
係の人にチーノくんは紙を見せ、一言二言交わすとオッケーですと言われる
『で、…お題、は？』
肩で息を整えながら彼に尋ねる
cn｢これです｣
紙には【好きな人】と書かれていた
オスマン先輩許すまじ…
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あんです - 是非是非！ (2021年7月21日 10時) (
レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - あんですさん» あんですさん、コメントありがとうございます！実は次作品syaルートでいこうかと思っているのでもしよければお立ち寄りください…！！ (2021年7月20日 12時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
あんです - チノ推しにもなりそうだし、シャオ推しにもなりそうです。 (2021年7月20日 12時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そると(プロフ) - 紫狐 sikiさん» 紫狐 sikiさんコメントありがとうございます！理想の理想を詰め込みました、！！ (2021年7月4日 19時) (レス) id: 018c79fc19 (このIDを非表示/違反報告)
紫狐 siki - 甘酸っぺぇ...こんな青春してぇよ... (2021年7月4日 19時) (レス) id: c31e34af03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると
| 作成日時：2021年6月5日 18時
