脅威のお師匠はあの人の姉貴【wrwrd】

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貴方side

幹部の皆への襲撃、ゾムやぐるさん、トントンへの加害行為

もう頭の中であいつらへの復讐は決めてある

恐らくぐるさんもそれを悟ってやめるように言ってきたのだろう

簡単に言えば自爆に近い

こうなることを想定して本館、そして別館の至るところに爆弾を仕掛けておいた

スイッチ式のものだ

敵兵ごとふっ飛ばすつもりだ

最も、各国上層部はもう既にここを脱していると思うけどね。

その為には自身が若干巻き込まれるが、まぁそんなんどうでもいい

ここに残ってる精鋭全部と引き換えられるのならむしろ飛んで喜ぶ

「いたぞ！！」

地下牢入り口でガン待ちしていた十人弱の兵の壁をするりと避け、すぐさま一人の頭を撃ち抜く

近くにいた数人も足を撃ち抜いて動けなくする

「っ追え！！絶対に捕らえろ！！」

『…できひんやろ、あんたらには』

あっという間に差が開くまで走り、階段を駆け上がる

最上階の更に上、屋上から下を見下ろす

7階建て、ゆうに20m以上はあるだろう


「止まれ！もう逃げ場はない」

「早く鎖をもってこい！」


『…あんたらも大変やね。上に散々こき使われて、知らぬ間に捨て駒にされるなんて』

「何を言ってるんだ」

『私もこき使われてはいたよ。そこは同情する。けど』

振り返ってスイッチを高く上げて笑う

『私の仲間に手出ししたことに対する対価は受け取りな』

「！！待」





赤いスイッチを押すと辺りは何もわからなくなるほどの黒煙と炎を高く上げる

ごうごうと轟くような爆発音が辺りを包んだ

初めは叫んでいた目の前の人達もあっという間にどこかへふっ飛ばされていく




『はい終わり』



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