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プロローグ ページ1

今日もまたとても暗い部屋で、何をするでもなくただただ時間が経過するのを待つ。

床は冷たい石が敷き詰められ、壁も同じく石で出来ている。しかし、壁には窓なんてものは無く、外を外を窺うことは出来ない。
唯一この部屋以外を見れる出入口には無機質な鉄格子がはまっており、更には南京錠まで掛けられている。

そういえば……最後に外に出たのはいつだったろうか。二ヶ月前?三ヶ月前?……もうわからない。

首に手をもっていくと、そこにはひんやりとした感触が。

物心ついたときにはすでに嵌められていた首輪。そして同じく、ずっとつけられたままの冷たい手枷と足枷。これらの存在にも、今では十二分に慣れた。まあ、外されたことなど一度としてないので、慣れない方がおかしいのだろうが。

ここでひとつ誤解しないでもらいたいのは、慣れているからと言って、外したいと思わないわけではないということだ。
出来ることならば首輪なんてもの外して、ここから脱け出したい。

でも、それは叶わぬ願い。否、叶えてはならない願望。

だって私は……大罪人だから。

今日もまた、この命ひとつでは償いきれない程の大罪を犯す……。

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朱里(プロフ) - ナンシー・ハジェンズさん» アドバイスありがとうございます! 参考にさせていただきます!! (2013年8月26日 21時) (レス) id: 13f8c978a2 (このIDを非表示/違反報告)
ナンシー・ハジェンズ(プロフ) - 自由に描いてもらったら別に良いんだけど、まぁこんな意見もあるんだと思って見てくれたらと思います。ちょっと御拝読させてもらったんだけど、文章の構成に違和感があったかな。順序を入れ替えるだけでも大分違うし。推敲をもう少しやってみては? (2013年8月26日 19時) (レス) id: 61cd583815 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱里 | 作成日時:2013年8月24日 12時

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