#01 -二千年後のキミへ-01 ページ2
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845年 シガンシナ区
路地裏で3人の子供が金髪の男の子を取り囲んでいた。
男の子を取り囲む3人のうち1人の子供が、金髪の男の子 “アルミン” を殴る。
「――どうした異端者！悔しかったら殴り返してみろよ！」
殴った男の子はそう言いながらアルミンの胸ぐらを掴み壁へ押さえつけた。
「……そんなことするもんか！それじゃ、お前らと同レベルだ！！」
「なんだと！」
「僕が言ったことを正しいと認めているから、言い返せなくて殴ることしか出来ないんだろう？
それは僕に降参したってことじゃないのか！？」
アルミンは痛みからか悔しさからか涙目になるけれど、大きな声で反論をした。
「うるせぇぞ！この屁理屈野郎！」
アルミンに図星をつかれて反論を出来ずに男の子は叫び、もう一度殴りかかろうとした時だった。
「やめろ！」
奥の方から茶髪の男の子 “エレン” が声を荒げて、走って来る。
「エレンだ！馬鹿め！また来やがった！」
「ぶちのめされてぇのか！」
「鴨にしてやる！」
エレンの声にアルミンを取り囲んでいた3人はエレンを待ち構えるが、後ろに黒髪の女の子 “ミカサ” と金髪の女の子 “A” の姿も見つける。
「――ん？Aとミカサがいるぞ！ダメだ！ここは引け！」
Aとミカサの姿を見つけた3人はうわぁーと叫びながら逃げ出した。
小さい頃は少し年が上だと大きく見えるのか、みんなより少し年上で、それに加えて強いAと年が近くても強く容赦のないミカサの2人を男の子たちは恐れていた。
『ﾊｧ、逃げたか……』
「おぉ……アイツら、俺を見て逃げやがったぞ！」
Aはため息を零すとボソッと呟きながら呆れていると、エレンがはぁはぁと呼吸を整えながら自分のおかげだと自慢げにしていた。
「いや、Aとミカサを見て逃げたんだ…ｲﾃﾃ」
「大丈夫か、アルミン？」
エレンの言葉を否定しつつも立ちあがろうとするアルミンは痛みに顔を少し歪める。エレンはそんなアルミンの様子に気づき手を差し伸べた。
「……一人で立てるよ」
アルミンは助けられてばかりな自分に少し嫌気を指し、エレンの手を握らずに意地で1人で立った。
「ん？そうか？」
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すず(プロフ) - なにこのおもしろそーなの！読ませて頂きます！！ (8月9日 0時) (
レス) id: 31af31f23c (このIDを非表示/違反報告)
燈-tomo-(プロフ) - ゆくさん» コメントありがとうございます！気づけませんでした……、教えていただきありがとうございます！修正させていただきました！ (5月19日 14時) (レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆく(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます！#22 -絶望の中で鈍く光る-03の会話にある「奪略者よ。開拓地の移動を願ったの」の所ですが【脱落者】ではないでしょうか？？指摘が間違っていたら申し訳ないです。。 (5月19日 13時) (レス) @page25 id: 3907a8f32c (このIDを非表示/違反報告)
燈-tomo-(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！正しい内容に修正しました！ (2023年3月20日 9時) (レス) id: 565a7f0be0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 見させてもらってます！12話と13話が同じ内容になってます！ (2023年3月20日 9時) (レス) @page14 id: b0eae5c7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燈-tomo- | 作成日時：2023年1月15日 22時
